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成績を上げるためにやることは、まずは成果を意識させることです。

勉強をしているけれど成績が伸びない子が、成績を伸ばすためにやることについて話をしててきます。

これは普遍的な内容で、すべての学年の勉強、いえ仕事でも同じことが言ます。

成績が伸びていない子に最初にやること

勉強をしていないということを別にして、勉強をしているけど成績が上がらない子についてです。

その子が最初にやらないということは

「成果の意識づけ」

です。先日も書きましたが、努力というのは頭を使って意識して初めて結果が出るものです。

メジャーリーガーのダルビッシュ有選手の言葉

「練習は嘘つかないって言葉があるけど、考えてやらないと普通に嘘つくよ

だからまずはやるべきことというのは、1回1回の授業で目的意識を持たせることです。

目的意識というのは成果に焦点を当てて考えることです。

例えば漢字をやるときも「漢字を書く」のを目的とするのではないです。

「漢字を身につける」ということを意識してやるわけです。

だから、「10回ずつ書きなさい」という形ではなく「覚えるまでやる」という形です。

逆に言うと覚えたら1回でもいいわけです。覚えなかったら10回やらないといけないかもしれません。

それを最初に植え付けることです。そうしないといくら勉強してもダラダラして話になりません。

これを例で話をすると、あなたが近くのお店まで買い物に行きます。

そのときに自分の家から43軒目の家はわかるでしょうか?ちょっと考えてみてほしいのです。

「43件目ってわからない」

というのが普通だと思います。その理由は簡単です。意識してないからです。

何回もその家の前を通ったとしても意識していなかったら覚えないのです。

だから、意識して覚えないとダメです。多分この話を聞くと次は43件目を数えてそれを覚えることが可能です。

だから何でもそうですが、意識してやらないと作業になってしまって頭に残らないのです。

20万円の夏期講習に意味があるの?

オープンチャットでも質問が出ていました。

「20万円もする夏期講習に意味があるの?」

という話です。実際に夏期講習に参加して即結果の出る子もいます。

私は夏期講習を受けたことがないですが、夏休みに勉強して偏差値10アップしました。

1日10時間をこなして結果です。ですが、中には結果が全く出ない子はいます。

夏期講習が終わってよく相談を受けるのが

「大手の塾に通っていて、高い講習代を支払ったのに全然結果が出なかった」

という相談です。もちろん、結果が出なかったらダメだという風に私は思っていません。

というのはそれがたった1回の授業だからです。その結果がすぐに出たらいいのですが出ない子もいます。

私が指導した子もそうでした。逆に下がったところもありました。ですが、心配はしていません。

というのは受験を見据えて長期的に考えていたからです。というのは夏期講習で1回やりました。

次に夏期講習が終わってから再度同じところを2回目やりました。

そして、入試が迫ってきて3回目にやると3回目に急激に成績が伸びてきたのです。

受験直前に急激に伸びたは偶然ではありません。最初から狙ってやっているのです。

という場合は夏期講習の1回目がムダとは言いません。その1回があったからこそ受験直前の伸びがあるわけです。

夏休みに1回目をするのかと言うと1回目が一番苦しくて、しかも結果が出ないからです。

さらに時間がかかります。だから夏休みにその1回目をするということは意味があるのです。

一方こんな場合もあります。ムダになった場合です。それは夏期講習で成果を意識しないでやった場合です。

「やらないと叱られるから」
「先生が怖いから埋めないと」
「お母さんに何か言われるから」

とか。こういう場合は後で行ってもあまり効果がありません。単純に答えを写すだけとか。

先生の話をそのまま写しただけという勉強です。それは10時間やろうが、20時間やろか成果はありません。

そういった場合は本当にムダになります。

まずは意識させるのかどうするのか?

何でもそうですが勉強するときは最初目的を意識させることからスタートです。

私のところでは講習では「テーマ学習」というのをやっています。

これはプロの野球選手も同じことをやっています。先ほどのダルビッシュ有選手

「色々な選手を見ていて思うこと。成功が長く続けられる選手は自分を冷静に客観視でき、かつ足りない部分に最適な努力を見つけ出す」

プロの選手も自分自身の課題(テーマ)をもって取り組む人だけが伸びていくのです。

「テーマ学習」というのは一人一人が自分の課題を持ってやっていきます。

そして、そのために計画を一緒に立てるのです。親や先生が作ったものは

「やらされたもの」
「与えられたもの」

となって目的意識が弱くなります。ですが、自分が作ったものや、自分が参加してものは

「自分で決めたもの」

という当事者意識が働くのです。

当然、1人1人のテーマが学習ですから、人によってテーマが違うので、まずはテーマを意識させるところはします。

わかりやすい例で言うと

「夏休みには苦手な旅人算と流水算をマスターしよう」

とか

「歴史が苦手なので歴史をマスターする」

とそういうものです。とりあえずそれをマスターすることだけに力を注ぐわけです。

当然ですが、テスト「旅人算」「流水算」が出題されると今まで苦手だったところが逆に得点源となります。

連休特訓で自分のテークを決めての学習です。

連休特訓では成果に直結した勉強をしていきます。当然、1人1人テーマを決めてやっていきます。

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