生活習慣 親の成長

結婚もしたかった。子どもも欲しかった。そして、もっともっと生き方かった。

「結婚もしたかった」
「子どもも欲しかった」
「そして、もっともっと生きたかった」

車椅子の上で吐き出すように言葉が出た。目の前に桜が咲き乱れていた。

その桜を見ることもなく、亡くなっていった。享年44歳。私の兄の話。

丁度は私が41歳のとき。

そして、今日は私の誕生日。これからの私の生き方に対して宣言するつもりでこの文章を書いています。

実は私には残りの人生をかけたプロジェクトがあります。それを達成するために今動いています。

やる気の出なかった5年間

それまで祖父母は亡くなっていましたが、まさかこんな若い年齢で亡くなるとは思ってませんでした。

兄は体に軽い障害があったのでなかなか仕事もうまくいきません。

結局、結婚することもなく、家庭を持つこともなく、44歳の生涯を閉じました。

冒頭の言葉は亡くなる1年前。病院近くの桜の木のそばでの言葉です。

兄が亡くなってからは、私はずっと放心状態でした。

生徒を指導していてもインターネットで突然涙が出てきたり、家で添削をしていても涙が出てきたりと。

ずっとやる気が無くなりました。当然ですが仕事にも影響が出てきます。

売上げのダダ下がり。1人でやっていたのに年間200万円以上年商も下がっていきました。

「生きたい」と思わない

当時は「死にたい」と思いませんでしたが、「生きたい」とも思いませんでした。

何のために生きているのかわかりませんでした。

唯一生きていた理由というのは

「苦労をかけていた家内にこのまま死んでしまっては申し訳ない」

そういう気持ちだけで生きていました。

「何のために生きているのだろうか?」

それをずっと繰り返し考えていました。そして、

「自分自身が死んだら何を後の人に残せるのだろうか?」

そんなことばかり考えていました。それでも子どもは成長していきます。

家族の生活を支えていけないのいけません。働きはしていましたが自分の道は見えません。

「何のために生きてるのだろうか?」
「何を残せるのだろうか?」

そればかり考えていました。そして、いろいろなところで学びながらある方向が見えてきたのです。

自分だけなら問題はない。でも・・・

私の家では月60万の売上げが上げればそれ以上は必要はないです。

オンラインの塾ですから、家賃もいらないので経費はかかりません。

自分1人であれば、集客もできますし、指導もできます。

息子が私の会社に入っていますが、それでも2人分の先生ぐらいの生徒なら集めることは可能です。

特に、私は「いい自動車に乗りたい」とか「大きな家に住みたい」とそういう希望もありません。

実際に自動車はずっと軽ですし、今これを書いているときに来ている服は洋服の青山のバーゲンで売っていた500円のTシャツです。

「暑くもなく、寒くもなく、好きな仕事ができてたらそれでいい。後ちょっと美味しい料理とお酒が飲めたらそれで満足」

そんな人生です。だからこそお金のために働くというのには動機にはならないのです。

それでもずっと迷っていました。ずっと道を探してやってきました。

旗を振る

亡くなった兄も決して高い希望を持って生きてたわけではありません。

世間で言う普通の生活。みんながやっている生活をしたかったのです。ただそれができなかったのです。

そんな兄でも生きていける社会を作る。

それが私の方向性になりました。

「一人一人が最高ではなく、最適な人生を送れる社会にする」

それが私の目標となったのです。そして、その旗を振って、共感してくれる仲間を集めています。

・誰もが東大に合格するわけではない

・誰もがプロ選手になれるわけではない

・誰もがお金持ちになれるわけでない

でも、

・誰もが充実した幸せな人生は送れるはず

そう感じたのでした。

旗をふる。そして仕組みを作る

そしてそれが動き出したのです。最適な人生を送るにはそれぞれの適性にあった生き方があります。

人は向き不向きにはあります。持って生まれた才能も能力もあります。

だから、そのそれぞれ持って生まれた才能を結びづるためにネットワークを作っていったのです。

最適化するために動いていること

今は「塾長のための集客研究会」を主催しています。それはこんなためです。

先生の指導能力を生かす

今やっていることはまずは塾の先生に才能を発揮してもらうこと。

私の会社では社員は家族以外はいません。後は委託の先生です。

世間一般では、指導が上手なのに生徒を集められないで苦労している塾の先生がたくさんいます。

それは決して先生の指導が悪いわけではなく、知ってもらえていないだけ。

先生の良さを知ってもらえれば、確実に会員さんにも喜んでもらえます。

集客という能力だけの問題だから、私が代わりに集客すればいいだけなのです。

私が集客して先生にバトンタッチするそんな仕組みを作っています。

現在の先生は4人そして新しく1人追加する予定です。

障がい者の能力を生かす

実は私のところの添削指導の解答用紙は障がい者の方に作ってもらっています。

障がい者の人に頼んでお金を払って作ってもらったのです。

障がい者の方というのはほとんど安い賃金で働いています。

その人たちに仕事をしてもらって社会に参加してもらう仕組みそれを作ろうと思っています。

今2人の先生にやり方を説明してパイプを作ってアプローチしています。

それができれば仕事は無限にあります。

というのはオンラインの集客では単純作業にあたるところがたくさんあるのです。

そして、集客したい人はそれを誰かに委託したいと考えています。

それをやっていければそれぞれの力が発揮できるのです。

まずはそこからスタートです

お母さんの活躍の場を作る

会員のお母さんにも元々も素晴らしい能力を持った方もいます。

私のサイトのデザインもある会社でお母さんにお願いしてしたものです。

実はInstagramの投稿デザインもお母さんです。そして、今月から私の会員のお母さんが講師としてデビューします。

そして私の周りにいる人が「最適な人生を送れる場所を提供しよう」と動いています。

でも、まだまだ仕組みはこれからです。

最後に

私にはこんな目標があります。それは

2075年までに一人一人の人生最適化プロジェクトを人口の1%に達成する。

という目標を掲げています。

2075年というのは私の年齢では110歳。そのときは残念ながら私はもうこの世にいません。

誰かが私の意志を継いでやってくれればそれでいいです。そして、私はそのための礎(いしづえ)になるつもります。

そんな56歳です。残りの人生でできるところまで作っていきたいと思います。

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