子育て

不確かな時代の親のガマン

今年も3日となりました。いよいよ明日が仕事が本格的にスタートするところもありますね。

私のところは一応明日からスタートになりますが、私の方は1日からすでに仕事をしています。

今回は指導という形では行っておりませんが、ずっとブログを買いたり、ビデオレターを収録したりしています。

時代は変わってきていてどんどん不確かなことが起こっています。

不確かな時代

不確かなことというのはどういうことかと言うと

「今までの通りやっていても通用しないと言う」

ことです。たとえば、大学受験で言うとセンター試験が廃止されて、新しいテストがスタートしてきました。

高校もそうですが、塾もいろいろ試行錯誤しています。今まで行ったやり方がよかったというところから今までと違うところで勉強していかないといけません。

受験の話で言うとどんな風になってるかと言うと東京都の中学受験では大きな変化が起こっているところもあります。

たとえば、今まででしたら「過去問を研究して勉強する」というのが定石でした。もちろん今でも大切です。

が、過去問ばかりを研究して本当の実力をつけないと、過去問に出ていないからとや他の問題はやらないとやってしまうとまうと大どんでん返しをくらいます。

どんなことが起こったのかと言うと問題傾向が大きく変わってしまった中学もあるからです。本当の「少し変わった」のではなく、まったく違ったものになっているのです。

そうすると去年「出ていなかったのに」とあわてふためいてしまいます。そして、それによって不合格になる子どももいます。

一方、しっかりと実力をつけた子に関しては過去問の変更があったとしても合格してきます。今までのやり方が通用しなくなってきているんですね。

「失敗しなさい」という時代に

そうするとどうするのか?子育てでは今までは「失敗してはいけませんよ」と言っていたのが「これからは失敗しなさい」という風に変わっていくかも知れません。

というよりも「小さな失敗をさせていく」のです。通常、今まで行ったとこや知っていることで失敗するということはいけないことかも知れません。

今までやったことなら、テキストがあったり、教えてくれたりする人がいたりしました。

ですが、新しいことをスタートすると当然失敗することが増えてきます。やったことがないのですから失敗して当然です。

ただし、大きな失敗して取り返しのつかないようにすればいいのです。わかりやすい例で言うと柔道です。柔道というのは相手を投げて勝つ武道です。

ですが、最初に何を習うのかって言うと受け身です。受け身というのは投げられたときに使うものです。

が、最初にするのが受け身なのです。つまり失敗したという前提でまずはスタートします。そうしないと実際に投げられたときお怪我をしてしまいます。

正しいのかどうかわかりませんが、私がスキーを最初に教えてもらったときは滑り方よりも、転び方を教えてもらいました。

上手に転ぶということを教えてもらったので大怪我をしなかったと思います。

つまり、これから親のしようというのは「失敗しないよりも小さく失敗して大きな失敗を防ぐ」とか「失敗してもそれを乗り越えていく」という非常に変わってきているのです。

実際に地味な話ですが、私の方も昨年は失敗しています。昨年はなんと年間で70万円も失敗してしまいました。うーん。いろいろ買えましたね。

家内からも新年早々、「もうしないわよね」と釘をさされてしまいました。「今年はしないよ」と言うと「あーよかった」そんな感じです(笑)

そんな形でとにかく小さく失敗して、大きな失敗を防ぐとか、失敗してもそこから這い上がってくるということが、これからの子育てになると思います。

親もわからない

さらに難しいところですが、今までのように「失敗しないように」と親が先回りして、どんどんやってしまうことが難しくなっていきます。

というのも今度は「親ですらわからないこと」が出てきます。親も今まで経験したことがないのですから、親も先回りして手助けすることができません。

たとえばスマートフォン。今のスマートフォンの使い方に関して言うならば親よりも子どもの方がよく知っていますよね。

それでお母さんが「スマートフォンは危ないからそんなもの使っていてはいけません」なんて言ってると時代に取り残されてしまいます。

今は勉強でも、調べるときには使っていますし、勉強用のアプリが出ていて、授業を視聴したり、アプリで自分の勉強時間を管理したりする時代です。

公立では宿題は紙のプリントですが、私立中学では、宿題もipadにデータして送られてきますし、「理科の実験動画を見なさい」という宿題も出ています。

宿題の提出も、アブリで提出です。そんな時代です。だから、そういった未知のことに接する機会がある場合には子どもにはどんなリスクがあるのか?

そして、それを学ばせて、そこからそれを防ぐような指導をする必要があるのです。

いいえ、子ども自身がそれに最初に気づくようになるような指導にしないといけないのです。親は見守るだけです。

子どもの成長のための「ガマン」

実際に会員さんの中ではお母さんの口ぐせの中に「ここは、ガマン。ガマン」というのがあります。ど

ういうことかと言うと親としては口出しをしたいのですが、口を出してしまうと子どもが成長しません。

だから、お母さんもガマンして子どもを見守っているのです。子どもにも確認すると「お母さんなんか言う?」と聞くと「いや、最近全然言わないよ」と。

もちろんお母さん自身も言いたいのですが、「グッ」とガマンして子どもが成長していくのを見守っているのです。

そして、子どもが失敗したり、テストで悪い点数を取ったりしたときにどうやって変わっていくのかを見守っているのです。

決して放任ではなくお母さん自身も子どもを信じて待っているのです。ますます混迷の時代です。

子どもの成長と一緒に親も成長していかないといけない時代です。

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