子育て

コロナ時代に生き残る、自立させる子育て

結果を出すということと、人を育てるということは、実は二律背反した内容です。

つまり、反対のことなので、両立させるというのはとても難しいことなのです。

自立させない上司・経営者

人を育てるということはその人に経験させるということです。育てるには経験させないとなかなかうまくいきません。

頭で考えたことと実際にやったことでは大きく違いが出てくるので、まずは体験させる必要があるのです。

「考える」ということを例にとると、「考える人に育てよう」と思ったら考えさせればいいのです。

部下は持っている上司であれば、部下に考えさせる機会を与えることが肝心です。

経験させるこのときにポイントになるのが、上司としては「待つ」とこが重要です。

もちろん、アドバイスすることはあったとしてもほとんどが本人に考えさせて本人に実行させることです。

それでしか力がつきません。一番成功しているという人は、一番失敗している人なのです。

どんどんやって経験値が増すと、次から同じ失敗を繰り返さなくなります。

もちろん、一度失敗して、二度も同じ失敗したとしても、三度目はなくなるでしょう。

そうやって人を育てていくのです。それを考えさせないで

「××をやれ」

という命令だけだと何も考えないで、言われたことをするだけのロボットになってしまいます。

実は経営者の中で。五十代、六十代になって伸びない会社というのは最も上司である社長が全部決めています。

社長だけが考えて、指示だけ出している会社なのです。他で働く人たちは考えないで言われた通りやるだけ。

もちろん、社長はいろいろ経験がありますので、言われた通りすればある程度結果は出ます。

ですが、部下たちには考えるチャンスがないので考えなくなるのです。

そして、その社長は何と言うか?

「うちの部下は育っていない」

とか、

「片腕のようなパートナーが欲しい」

と言います。本当の理由はその人が育ててないのです。実際にこんな会社はたくさん見ていました。

また、本当に能力のある人はその会社にいないで、別の会社に移るか、自分で独立てしまうのです。

決してその人の問題ではなく、育てる側の問題なのです。

自立させない親

これを子育てにあてはめても同じです。親の言われた通りやらせるとします。

親はいろいろ経験して、わかっているのでうまくいくかもしれません。

言うことを聞かなくなったら力で押さえ込みます。確かにそのときは結果が早く出るかもしれません。

ですが、力で押さえ込んだものは逃げ場がなくなった力はどこかで発散することになります。

それが反抗期だったり、暴力になったりします。そうでなくても言われた通りやっている子というのは自分で考えないので考えるという力が育たないのです。

そして、親も同様に何と言うのかと言うと

「何でうちの子は自立していないのかしら?××さんの△△君が羨ましい」

と、実は親がそういう風に自立させないように育てているからこそ子どもは座ってないだけなんです。

当然、自立させる子育てというのは親が待たないといけないので歯がゆいことはたくさんあります。

ですが、ずっと子どもは同じところにいるわけではないです。最初のうちは経験がないので遅いですがどんどんできるのようになるのです。

今オンライン化でパソコンを触る機会が多いのです。最初はとまっでいた子も親よりも早くパソコンになじんでいます。

最初に学んだときは遅くてイライラするかもしれません。ですが、何度も触っていくうちにどんどんパソコンを使うスピード早くなってきます。

私の家でもそうでした。とにかく私はパソコンが仕事でしたので息子にはパソコンを触らせるようにしました。

3台渡して、3台とも壊れて見戻ってきました。もちろん、怒ることありません。

それは経験させるためです。今はある意味、私よりもはパソコンについてはよく知ってることもあります。それは経験させたからです

実際の例

例えば、家族でテレビを見ていたとき、電話がかかってきました。

その電話内容は緊急を要するもの。このときに親はどんな対応するでしょうか?

「ちょっと電話の声が聞こえないからテレビのボリュームを下げて」

でしょうか?それとも

「テレビを切って」

でしょうか?実はこういう指示というのは子どもに考えさせない指示なのです。

それはやることを親が全部命令しているからですよね。それもこれだったらどうでしょうか?

「電話の音が聞こえないのから何とかして?」

と。どうなるのでしょうか?

子どもは子どもなりに考えます。テレビの電源を切ってしまうかもしれません。

テレビのボリュームを下げるかもしれません。また、イヤホンやヘッドホンを使ってテレビの音を聞くかもしれません。

目的は電話の音が聞こえばいいわけですから、こうやって考えて解決するわけです。

こんな小さなことの積み重ねが人を自立させていくのです。

これを勉強でするとどうでしょうか?テストで戻ってきたときにできる親ほどこんなことを言います。

「あなたは数学の関数ができていないから、関数の問題集を買ってくるわね。じゃあ、これとこれをやって」

とか

「ここは点数が悪かったわね。ここは漢字ができてないわね。じゃあ、漢字の問題集。これとこれは買ってくるから。これをやってね。」

こうすると大抵は子どもは自分で自覚することもないですし、反省することもないです。

ただ単に親に言われるロボットのままです。全く考える機会がないです。それよりも

「今回のテストどうだった?」

と相手に質問を投げかけます。本人が悪いと思ったら、

「何が悪かったの?」
「数学」
「数学のどこが悪かったの?」
「関数のところができなかった」
「関数が出来なかったのね。どうすればいいの?」
「関数の問題集を買ってくる」

と。そして、親は子どもと一緒に本屋に行って、子どもに問題集を選ばさせてするのです。

この違いは何があるのか?これは目的が

「目先の成果を出すのか」
「子どもを育てるか?」

の違いです。目先の成果をあげるのであれば、もちろん親の言う通りすれば早く結果は出るかもしれません。

ただ子どもが親のいった通り聞くという条件をすればです。

一方、本屋に行って問題集を選ばせるのに時間がかかります。下手をしたら子どもが間違った問題集を選ぶかもしれません。

ですがそれでもいいのです。選ぶという行為にも経験が必要です。良い問題集をするにもやはり何冊か使ってみることです。

お金がもったいないと思うかもしれませんが、これは大人になっても同じです。

特にこれからの「Withコロナ」の時代はわからないことがだらけなのでやりながら自分で経験値を積むしかないのです。

そうやったアドバイスをしていくと子どもは自分で考えるようになります。

その分たくさん失敗して、たくさん嫌な経験をするかもしれません。ですがそれでいいのです。

それが大人になっていく力になるのですから。

親の声かけ一つで子供は自立するかしないかが決まってきます。

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