子育て

子どもにとって家庭とは?

ここ何年も読書をしていません。ですが最近では聞く読書をずっとやり続けています。

一度では理解できないので、何度も何度も聞いて頭の中に叩き込むようにしています。

海外のものが多いので今まで知らなかったことが多いです。今回はその中から学んだことを書きますね。

これは

「中学受験で子どもがぼーっとしてる場合」
「中学・高校になって親に反抗的になる場合」

にも共通してる点なのでどちらの親御さんも見てもらえばよくわかると思います。

親に反抗する子ども

子どもを育てていると反抗期というのがあります。時期的なものですが、中にはずっと親の言うことを聞かない子もいます。

特に高校生になると全く親の言うこと聞かなくなって、親としてもどうしようもなくなるときもあります。

もちろん、全員はそういうわけではないですが、それにはある共通点があるのです。

ここ最近、相談が立て続けに続いています。どのご家庭も相手は高校生の子を持つ親御さんです。そして、悩みは「親の言うことを全く聞かない」ということです。

言うとこを聞かないので親もアドバイスができない状態です。

共通していることはこれ

実は共通しているのが、

「中学校までに親が子どもにきつく管理してきたり、自分の価値観を押し付けてきたりしてきたパターンが多い」

です。親自身が良かれと思って子どもに対して進めてきたことが逆に裏目に出てきたわけです。

ですが、そこはチャンスです。ここで ここで子離れすることで新たな1歩に進むことができます。親も子どもも次の段階に進めむことができるのです。

同じ間違いを私も犯していました。

実は人のことを偉そうなことは言ません。私もそれほどではないですが、子どもを管理していたパターンです。

しかも高校受験のときは途中から私が全部見ていたので成績は上がったものの、子どもにとっての人生の楽しみを奪ってしまったのです。

大学受験が終わって息子に言われたことにこんなことがあります。

「高校受験のときはつまらなかった。というのはお父さんが全部決めていたので言われた通りするだけだった。

でも、大学受験は苦しかったけれど、自分で計画を立てたり、目標を立てたり決められることで楽しみがあった」と。

子どもにとって家庭は何?

勉強ということだけに絞ってしまうと親は効率を求めようとします。できるだけ勉強を効率的にやろうとしたり、生活を勉強中心に効率良くしようとしたりします。

ですが実際にそれをやってしまうとどうなるのか?例えば、小学生であれば本人が非効率に走ろうとします。

勉強していても「ぼーっ」としたり、勉強中に遊びに走ったりします。わかりやすく言うと実質の勉強時間が少なくなるのです。

学校の送り迎えを親がすると確かに勉強時間が一見増えますが、それが本当に効率的かは否定的です。

というのは子どもはロボットではありません。機械のように一定時間、同じペースで勉強するわけではないのです。

山があって、谷があって1日でもリズムがあって、それを繰り返しているわけです。

ですから 勉強時間を増やしたからと言ってその通りになるわけではないのです。逆に時間は増えたけれども、集中しなくなって、中身が薄くなって、勉強の成果が上がらなくなるのです。

イメージするのはサーキットレース

実は人間の体というのは一定のリズムがあります。それを上手に捕まえることなのです。

先ほどの親が子どもを送り迎えするということが実は非効率になるということはそのリズムを無視してるからです。

例えば、勉強ばかりしていると成果が上がるように思いますが、当たり前ですが勉強ばかりしていると途中で集中できなくなります。

時間の割には成果が上がらないとはそういうことです。ところがその間に歩いたり、散歩を入れたりすると非常に生産性が上がります。

歩くことによって血の巡りが良くなって頭がスッキリしたり、気分転換ができて帰ったら勉強が集中できたりするわけです。

私は毎日文書を書いていますが、これをすごく感じます。パソコンの前に座っている時間よりも、集中してやってい時間が大切です。

親の自己満足か?子どもの満足か?

私は受験のときも毎日高校まで往復2時間かけて通ってました。行きに50分。帰りに1時間です。

自転車をこぐわけですからうっすらと汗をかきます。それによって気分転換になるわけです。

もし、それがなくてずっと座ってまま勉強していたらどんなに非効率かと思います。

実際に頭をよくするのには運動が必要だということのデータは上がっています。つまり、勉強ばかりさせるというのは意味がないのです。

一見、親が管理して効率良くしてるように思っていても、実は非効率なのです。これは自動車を見たらわかります。

サーキットレースではできるだけ早く競争しています。1秒を争う勝負の世界です。

ですが、ずっと走りぱなしではありません。途中でタイヤを交換したり、部品を交換したりしてメンテナンスをしています。

1秒争う激しいレースですら自動車のためのメンテナンス時間を必要としているのです。それなのに人間が1日の間でメンテナンスなし、勉強していても効率が上がるわけがないのです。

結局は本来の成果よりも、ひょっとしたら勉強をしている姿を見る親の自己満足なのかも知れません。

高校生の親が犯したミス

実際にこれは小学生の親だけではありません。よくあるのが

「成績が良くないと部活を辞めさせる」

というもの。懲罰的な意味合いかわかりませんが、成果を求めるのであれば、あまり意味がないです。

本人がそれを望み、勉強をする固い意志がないと成果が出ないことが多いのです。

理屈で行きくとそれまでは、

部活 3時間 勉強 2時間

だったのが、部活を辞めることで、

勉強5時間

となって成績が上がるイメージがあります。ですが、実際は成績は上がりません。というのは時間があるので、今までほどの集中力がないからです。

そして、逆にスマホを触る時間が増えたり、ゲームをしたりする時間か増えて生活が勉強とはほど遠くなってしまうのです。

実際に私の息子が通っていた高校では「勉強ができないので部活を辞めます」と言って辞めた生徒で成績が上がったのは10人に1人と言われています。

それだけ計算通りに行きかないものなのです。

それともう一つ

子どもにとって家庭は何をするところなのかを考えるとよくわかります。通常、外に出ると多少なりともストレスになることがあります。

嫌いな友達、嫌な先輩。プレッシャーのかける先生など。塾に行きっても同じです、そして、帰宅してからゆっくりとできるはずが、また両親からプレッシャーをかけられる。

子どもにとってはどこに行きけば自分にとって安らげる場所があるのでしょうか?

これは子どもに限らず大人でもそうですよね。会社で上司にストレスをかけられ、帰ったら相手のパートナーや姑さんからプレッシャーをかけられたら本人にとってはたまったものではありません。

だから本当のことを言うと家庭では安らげぐ場所にしておきたいのです

安らげ場所がない子はチャレンジしない

色々チャレンジできたり、冒険できたりする子というのは必ず帰る場所があります。それは安らげの場所です。自分自身がゆっくりできる場所があるからこそ、新しいことにチャレンジできるのです。

それは、船の航海と同じです。船にも帰る場所があるからこそ航海に出ても港に入れて傷ついた船を修理したり、食糧を確保したりできるわけです。それがないと航海をすることはできません。

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