子どもの人生計画 子育て 普段の勉強

子どもがやる気がないという話

インターネットでいつアンケートを取ってると子育ての悩みで1番に来るのが、「子どもの勉強に対してやる気がない」ということです。

もちろん、すべてにおいて「やる気がない」というよりも「勉強に対してやる気がない」ということです。

社長も同じ悩みです。

こういった悩みについて親御さんの悩みは大きいですよね。実はこのことについて言うならば会社の経営の社長も同じような悩みを抱えています。

そして、それに対していろいろ工夫しているのです。

何で「子育て」について「経営」の話をするのかと言うと「人間の本質は変わらない」からです。

もし、あなたが仕事を持っていたり、家事をしていたりしたとき「やる気になる」ということを考えてみればわかると思います。どんなときにやる気になったのか?

「自分が認められたとき」「やっていて仕事が面白いとき」などではないですか?

職場ならあまりにもひどい職場だと「退職する」ということを選べますが、子ども「家から出る」ということはできないので家にいるだけです。

ただ、それが続くと子どもが大きくなると、家に寄り付かなくなるだけです。

矛盾した話

会社経営の話をすると子育てでは関係ないと思うかも知れませんが、共通点がすごくあるのです。

会社経営というのは2つの矛盾したことを実行しないといけません。難しい言葉で言うのは「二律背反」した内容を実行しないといけないのです。

その1つは「目先の成果を出さないといけないと」言うことです。2つ目が「将来に向けて成果を出さないといけない。つまり、人を育てないといけない」ということです。

この側面だけを見るとまるで子育てと同じですよね。そこでどちらを優先するかによって、その会社の在り方や結果が違ってくるのです。

「短期的に成果を出す」ということだけで言えば中小企業経営者の場合は社長の言った通りすればいいのです。

社長が優秀であれば言った通りすると結果は出ます。ただし、それが10年20年と続いていきます。

途中で社長より優秀な社員は辞めていき、社長の言われて通りする社員だけが残ります。

そして、社長が50歳、60歳ともなると業績が下がってきます。それは何かと言うと「社長の体力が衰えて動きが鈍い=会社の成長が止まる」という風になるからです。

結果はどうなっているのかと言うと従業員は社長の言った通りすればいいので、考えることなく、やる気のない従業員になります。

こういった経営者が言う愚痴は「社員がやる気がない」となります。実は社員がやる気がないのではなく、社長が「社員のやる気をなくさせている」わけです。

これには例外はありません。

一方、従業員の成長を重点にするとどうするのか?業績は二の次にしてとりあえず、従業員にやらせたり、いろいろ体験させたりします。

従業員というのは、人に言われたことはなかなか納得できませんが自分で決めたことはわりと自分からやろうとします。

失敗もしますが、いろいろ経験を積んで力はついていきます。仕事にやりがいがあったり、楽しさがあったりしたらどんどんやっていくわけです。

意外に思うかも知れませんが、退職する中にあるアンケートにはこんなことが書かれていました。

8,600名に聞いた「退職のきっかけ」調査。転職理由は「給与」「やりがいのなさ」「企業の将来性」。

給与の他に「やりがいのなさ」というのがありました。育てようと思ったら信頼して任せてやり甲斐を持たせる必要があるのです。

子どもにやりがいを持たせる

子どもについてもそうですが、実は子どもが勉強しても「認められない」「やりがいがない」のかも知れません。

実際に私がやっているやり方を少し紹介しますね。新規で冬期講習の申し込みがありました。

そして、指導するときには、その子に聞きます。

「この問題1時間でどれだけできる?」

と聞きます。そうすると

「1時間で9ページです」

と。そうして冬期をします。そうすると終わる時間が読めます。子どもも目標に向かって1人で解いていきます。

自分でコントロールしているので何も言わずに黙々とやります。あとは声をかけるだけです。どうしてもわからないときだけ助けるだけ。

そして、入試の問題ばかり出した問題集を1冊終わらせています。

そして、それが終わったらその後も授業を受けたいと。そして証明問題をやりたいと。

それで、私が質問です。

「証明問題の問題集を終わらせるのにどれくらいかかる?」

と。そして、子どもに時間数を決めさせるのです。もちろん、予算もあるので、

「自分でできるところは自分でやって、わからないところを一緒に」

と。そうすると子どもはいろいろ考えます。お金も考えて自分で工夫していくのです。

自分なりに時間数を決めてくるのです。1時間でできるページ数が決まればとる授業数は自然と決まります。

こうやって子どもに決めさせていくのです。

息子にやった方法

実はこれは息子にやった方法なんです。息子が予備校に通ったとき我が家の家庭はお金が非常に厳しかったのです。

他の生徒が「50万円」「70万円」と担当者に勧められるまま取る中、息子は

「これとこれは自分でやります。そして、これはどうしても必要なので取ります」

と自分で取捨選択していったのです。そうして、取った授業はしっかりとマスターしていきました。

それと同じやり方で子どもに指導しているのです。今は親もお金を出してくれますが、社会に出ると

「時間も豊富、予算も豊富」

何て仕事はありません。限られた中で頭を使って仕事をしないといけません。そういうのは

「そういった経験をしないと身につかない」

のです。こうやって子どもに考えさせて、決めさせていくのです。そうすると「自主性」が生まれます。それがやりがいになります。

ぜひとも子どもと接するというより、1人の部下いえ、1人の大人と思って接すると違った接し方につながるかも知れません。

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