先日大学受験の専門の先生と話をしていた時に小中学生の保護者の方がかなり大学の新テストに興味を持っているという風に話していたので少しその話をします。
「大学受験」がなぜ気になるのかと言うと、「中学受験」や「高校受験」にも影響するからです。
実際に私立中学校の説明会に行ってもやはり大学受験に絞った話をしていました。学校によっては入試問題も今までのように算数、国語という科目もありますが、総合という科目ができています。
さらに思考を試す問題も出題されたりして科目別に知識を取るのではなく総合して判断するようになってきています。
それですべての科目に共通しているのが
「まず最低限でも文章を読んで理解できる」
ということが必須になってきます。これはなぜこんなことが起こったのかと言うと産業界では、働く人が書いてあるマニュアルや文章が読めなくなってきているのでそれを懸念しているからです。
大学の数学入試問題はこれ
最低限、書かれた文章が読めて、理解するという人を必要としているからです。実際に以下の問題を見てください。1ページ丸々問題となっています。
この問題は実は数学なんですね。数学なのに文章を読ませるのです。
ただ単に公式覚えてそれを当てはめるという問題ではなく、文章を読んで文章の中に含まれている数字から数学の問題を実施していくという形になってきています。
つまり、国語以外の科目も文章が読めないとできないという形になってきているのです。
今までのように「国語が苦手だから数学」何てことが言えなくなっています。すべての科目で「国語の力」が必要になってきます。
いえ「国語の力」というよりも「論理的に考える」という力です。
しかも、他の科目もより生活に密着したものになってきています。以下は平成29年度の新テストのプレ問題です。
見たことがあると思いますが、食べログといったレストランやラーメン屋さんといった情報を提供しているサイトの内容が英文で書かれています。それを読んで答えるというものです。
次は平成30年度の新テストのプレテストは料理サイトです。料理を作るクッキング会員のサイトを見ての問題です。
今までのように「パターン化した問題」だけではなくいろいろ経験しながらやっていく必要がありますね。