作文の練習についてお話したいと思います。入試直前になると困るのが作文も指導してくれと言う話です。
目次
作文はいつからスタートするのか
入試直前になると作文の指導をしてくれと言う話が来ます。
もちろん指導はしますが、本当の作文指導というのはやはり1年以上かかります。
実際に慶応大学の環境情報学部に合格した生徒は1年前からスタートしました。
流れはこんな形です。
高1論理エンジン
高2論理エンジン
高2の途中(丁度1年前)小論文指導
高3小論文指導
そんな感じです。それによって合格することができました。
この形をとったのは私の経験からです。私は国立大学二次試験は「英語」と「小論文」でした。
第二志望でしたが、念のために小論文の用意も実は1年前から準備したのです。
作文の準備には時間がかかると思って、他の勉強と並行して月に1回の添削を受けてきました。
最初は100点満点の20点そこから順調にあげていたのです。
ですが現実的には1か月前からスタートする子もいます。
短期の指導でできること、できないこと
作文指導で短期的に指導を言われるときがあります。では何を指導しているのかと言うと型です。
簡単に言うと作文の構成を指導しています。実は作文の指導で、まず問われるのか50%以上が構成です。
構成というのは「何を書くのか」と「どの順番で書くのか」です。
それをまず指導します。それだけでもかなり良くなります。実際に言うとびっくりするぐらい良くなります。
実は型というのは人に伝わり方の中では決まったものがあります。それを外して人にものを伝えようとしても無理があるのです。だから最初に形を指導します。
実際にこれはある年の読書感想文の話です。全国の読書感想文優秀賞の作品がホームページに掲載されます。
それを見たときの話です。実は小6の内容と中3の内容の構成がそっくり同じだったのです。
と思うくらい一緒です。もちろん中身は違います。そういう風に型があるのでそれに沿った形で話を進めていくのです。
だから最初にそれを指導するわけです。もちろん漢字の間違いや文章の訂正はします。そこからスタートです。
例えば、「志望動機」であれば
「私が貴校を志望する理由は3つある。1つ目は・・・。2つ目は・・・。3つ目は・・」
という感じです。
では1年かかる理由は
と思うかもしれません。ですが作文を科目にしている学校の場合は大切なのはそれが当たり前です。
そこからが中身の問題です。濃い中身をしようと思えば社会の色々なことに興味を持たないといけません。
さらに深く考察する必要があります。だからテーマを考えて書き方を身につけるのには1年以上かかるのです。
もちろん構成だけで合格してくれる子もいますが、実際の話は少ないと思います。
具体的な型の話
実際によくある方が以下の方です
考え
理由
具体例
私はこれを「カナダで書こう作文」と教えています。
カ(考え) ・・・考え 自分の意見です・
ナ( なぜなら)・・・ その考えになる理由を説明します
ダ(例えば) ・・・相手の伝えるために具体例を話します。
こういった型をまずは身につけることです。
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