「間違いを気づかせる」というのはやり方は以下の方法です。
目次
間違いを気づかせる



こう言って改善するなら、こんな楽なことはありません。
ですが、ほとんどの子はこれでは改善しません。なぜなら本人は意識していないからです。
実は改善する最初にすることは「意識する」ということです。
ダイエットの方法
以前にも書いていますが、体重を減らそうというのは体重を意識することです。
ある41歳のお母さんがやっていたことは1日に7回体重計に乗るということでした。
朝起きたときに体重計に乗る。ご飯を食べる前に体重計を乗る。ご飯を食べた後に体重計に乗るそうです。
すると一日三食ご飯を食べると合計7回。体重計に乗ることになります。
「なぜそんなことをするか?」と言うと体重を意識するからです。他にもこんな方法があります。
レコーディングダイエット
「レコーディングダイエット」というものです。それは何かと言うと食べたもの全部ノートに書いていくってことです。
これは何をしているかっていうと自分が食べたものを意識させることです。
簡単に言うと意識することによって食べる量や食べる物が変わってくるのです。
食べる量が多いと感じたら食べる量を減らします。糖質が多いと感じたら糖質を減らします。
国語の漢字が間違っている
これは国語の問題に限らないのですが、間違っているというのは本人に意識させない限り、改善されないです。
いくら「気をつけなさい」と言っても、本人が気をつけて意識しかなかったらうまくいかないのです。
だから、「育てる」ということは実は本人に「どう意識させるのか」ということがポイントになります。
ダイエットの場合は体重を意識するから体重が減ります。姿勢を意識したら姿勢が綺麗になります。
漢字のミスを意識すればミスが減ります。そうやって意識させることです。
そして、親が与えるのは
「子どもが意識するチャンスを与える」
ということなのです。チャンスは1回よりも10回の方が意識する機会が増えます。
その機会を作っていくだけなんです。だから、
「自分で考えさせる」
というのは気づくチャンスを与えてるわけです。また、
「良い人、良いものに触れる」
というのも接するのもそのタメです。良い人に会い良い人に出会えれば気づくチャンスを増えていきますそこがポイントです。
テストが戻ってきたときに
テストが戻ってきたときに漢字のミスがあったではどうするのか?

と指摘するのではなく、子どもに確認させるわけです。











と。本人に自分の何がいけなかったのかを気づかせることです。
字が汚くて痛い目に遭う
実際に指導していた子で20点減点された子がいます。これは中学生。
中学も別。時期も別です。こんな感じです。
A君
90点→70点
B君
50点→30点
です。最初が普段の点数です。そして、そのときのテストが次のものです。
しっかりと20点減点されています。これは定期テストです。そのときは本人はショックでしたが、次は丁寧に書いていました。
失敗はチャンス
実は子どもが気づくというものには
「失敗する」
ということがあります。例えば
「入試で失敗する」
というのもその1つです。実際に勉強していなくて、受験勉強をスタートするのが遅かった。
そして、入試で失敗。そのときは確かに親子で傷つきます。ですが、これで子どもが
「受験というのは準備がとても大切なんだ」
と気づいたらそのあとはすごく子どもにとってプラスになります。
もちろん、受験で失敗するのは怖いかも知れません。そうすると普段のテストで失敗して痛い目に遭うのも気づかせるチャンスなのです。
「転ばぬ先の杖」はチャンスを奪う
親が子どもが考える前に事前に言うとか、失敗する前に何かやってあげるというのは
「子どもが気づくチャンスを奪う」
のです。当然、気づかない子は成長しません。そして、成長しないまま大人になって、社会人になって大きな失敗となるのです。
だから、子育ての指針を
「どうやって教えるのか」
「どうやって先回りするのか?」
ではなく
「どうやって気づかせるのか?」
とすると子育ての指針が変わっていきます。その点が1つのポイントです。
「教える」から「気づかせる」です。
国語の解き方セミナー&塾説明会
実際に当塾でやっている解き方を説明します。あと塾の説明会です。