最近facebookでは桜の花の写真が掲載されています。大変きれいですね。その話です。
国語の授業で
「桜についてどう思いますか?」
という質問をします。もちろん、そんな質問をしても国語の力はつきません。あくまでも観賞の話なので。
それで
「きれい」
「寂しい」
とかいろいろ意見が出ます。そんなとき私はいつも
「儚い(はかない)」
というように感じてしまいます。あなたはどうでしょうか?というは身内で
「ガン患者」
を抱えていたときは
「来年もこの桜を見ることができるのだろうか?」
とずっと思っていたからです。兄を車椅子に載せて、病院の近くの桜を眺めていました。
桜がきれいであればあるほどその儚さを感じます。「来年も見られたらいいね」という想いはかないません。
春の季節は新しい季節でもありますが、人生の儚さを感じる季節でもありますね。
そうやって考えると家族と何回この桜を見られるのか・・
実際に数えてみると10回、15回、20回・・
「もっと見るでしょう」
と思うかも知れません。ですが、子どもが独立したり、結婚したりすると本当に
「家族で桜を見る」
という回数は少なくなります。今子どもがいますが、大きくなると家族で出かけることもありません。
当たり前のことが当たり前でない。そんなことを感じた1日でした。