一昨日の塾の話あとにさらにこんな話が出てきました。
東進ハイスクールのFC企業も倒産…学習塾・予備校等の倒産、過去最多へ
「あー、塾の話ですね」
何て思わないでくださいね。さらにこんな内容が書かれています。
――イメージとしては「町の学習塾」が消えていくのですか。
箕輪 大手が参入できず、中規模の学習塾が強みを発揮している地域もあるため、一概にはいえません。地域によっては、昔から評価の高い中規模学習塾が生き残っているケースもあります。ただ、家族や個人経営の学習塾は宣伝力の面で大手に勝ち目がありません。全般的に、教育関連のサービスは消費者の選択肢が広がっていることもあって、業者は“選ばれる経営”を進めていく必要性に迫られています。
ニュースサイトで読む: https://biz-journal.jp/2019/03/post_27268.html
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これはすべての業種に関係する話です。
なぜこんな話をするのか?
この話の中でここがポイントになります。
教育関連のサービスは消費者の選択肢が広がっていることもあって、業者は“選ばれる経営”を進めていく必要性に迫られています。
ニュースサイトで読む: https://biz-journal.jp/2019/03/post_27268.html
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そうなんですね。
「選ばれる経営」
何て書くと他人ごとのように聞こえますが、これをあなたのお子さんに当てはめると
「選ばれる人材」
なんですね。私は7年くらい人事をやっていました。その中では「高学歴の子」も来ましたが、会社としては
「使える子」
が欲しいのです。そして、残念ながら使える子は
「引く手あまた」
なのです。例えば、ひどい例ではこんなこともあります。
東大合格にみる2つのタイプ
都市部の予備校の先生がこんな話をしていました。
「東大に入る子にも2つのタイプがいます。1つは今まで通り地方の子のように自分自身で切り開いて東大に入った子。
そして、もう1つが親がお膳立てをして東大に入った子です。そして、実際に社会に使える子は、自分自身で切り開いた子。
例えば、お膳立てされた子どもというのはなんでも「教えてもらえないとできない」ようになっています。
海外留学するときも「留学するための塾はないのですか?」と聞いてきます。まずは事前になんでも学ばないとできないのです。
そういった子と言うのは社会に出ても使えません。実際に保護者の方と相談しても、東大卒・京大卒でも使えない子はたくさんいます。
一方でも高卒であっても使える子はいるのです。つまり大切なことは学力もそうですが、その子自身が社会で生き抜く力を持っているかということなのです。
これは経営でも同じです。私は塾長のための勉強会をしていますが。塾長の中にも高学歴であっても塾の運営がうまくいかない人もいます。
一方、偏差値的に言うとてそれほど大したないことない大学卒業でもしっかりとした塾運営をしている人もいます。
これはどういったことかと言うと
「自分自身で考える力がついているかどうか。それとも、人に与えられたことで答えが用意されたものでやってきたか?」
の違いです。大切なことは自分自身で考えて、自分自身で切り開いていく力のことです。
あなたのお子さんはそういった子育てをしていますか?もちろん、勉強は大切ですが勉強、勉強で一切を親がお膳立てした子どもというのは社会に出ても役に立ちません。
それよりは多少遠回りしても、自分自身で考える力をつけさせるべきなのです。経営と言うと他人ごとのように聞こえますが、実際は自分自身の生きていくための術の話なのです。
つまり、子どもは自分自身を経営するということを身につけていかないといけないのです。
子育ても「自分を経営する力」を育ていることなのです。