夏期講習で朝からずっとやっています。指導しているといくつか気づくことがあります。
ガミガミ言ってもダメな理由
計画セミナーをやったり、在宅模試をやったりしていますが、目的は実は同じことでやっています。
その目的は「気づくこと」です。親がガミガミ言っても本人が「はっ」として気づかない限り変わらないのです。
実際に私がガミガミ言わないのは「言ってもムダ」と思っているからです。例えば、スマートフォン。子どもが隠れて使っていないのか監視することは可能です。
ですが、それをすると子どもどうするのかと言うと
「いかに見つからないようにスマホを使う方法を考える努力をする」
ようになるのです。そんなことに労力を割くのであれば、別のことに力を使った方がいいと思うからです。
実際に昔は警察みたいなこともやっていました。
生徒

私

生徒

私

生徒

という感じです。例えば、
生徒

私

生徒

私

生徒

私

生徒

私

こんな感じです。追い詰めようと細かく追い詰めることは可能です。ですが、そんなことをしても本人のやる気につながりません。
こういうのは、「やらせる側」と「やらせられる側」という対立構造を生むだけなのです。
決して、追い詰めたからと言って

何てならないですよね。それより

と反発するか、

としかなりません。そうするとお互いに子どもの成長のためのエネルギーではない、子ども追い詰めるためのエネルギーになってしまいます。
やる気にするにはいかに気づかせるのか
実はやる気をさせるには
「どうやって気づかせるか?」
にエネルギーを割くだけなのです。あとは多少目をつぶって前に進むだけです。
何でもそうですが、
「自分の思い通りしよう」
と思ったらうまくいきません。例え親子でも他人と思って接しないと。さらに夫婦となるともっとうまくいきません。
トーマス・フラー (イギリスの神学者)
結婚前には両目を大きく開いて見よ。
結婚してからは片目を閉じよ
というように目をつぶらないといけませんよね。これは子育ても同じで
「目を開いてよく気づいたところをすべて指摘していたら子どもは潰れてしまう」
のです。
子どもを気づかせるのは
子どもに気づかせるには次の2つの方法が効果があります。
1つは事実を突きつけることもう2つは未来を想像させることです。
どちらもよく使われる方法ですが、別の見方をすると「苦痛を逃れる」のか、「快楽を得られるのか」です。
それを刺激しなから相手に伝えていくしかないですね。
在宅模試も実際に受けてみると
「こんなはずじゃなかった」
と思います。私のところも最初は
「何かの間違いだ」
と(笑)それから、ドンドン勉強について考えるようになりました。また、将来ついて考えると
「こんな楽しいことができる」
「こんな大学生活を送りたい」
となって「じゃ今からやろう」となります。もちろん、簡単ではないですが、こういうことを積みねていくとそこから子どもに気づきが生まれてきます。