勉強時間にスマホを触らないようにしたいのか、それとも勉強時間にスマホを触らない子にしたいのか?
これは実は大きな違いです。今日、パートナーの新坂先生とある塾長と話をしていました。そのときにこんな話が出ました。
スマホ問題の前に
通常の親は「わからないところをわかるようにしてください」といいます。ですが、この考え方が子どもを自立から遠ざけています。というのは。
「わからないところをわかるようにしてください」というのはあくまでも「相手次第」だからです。相手に頼らないといけない子というのはずっと相手次第です。たとえば、塾がただのサービス業であれば
相手(塾)=お客様(あなたの子ども)
ですから、それを要求するのは当然の権利かも知れません。ですが、塾はただサービス業ではなく、教育サービス業です。
目標は「わかりやすい説明で子どもがわかるようにする」のではなく、「自分でわかるようにする」のが最終目的のはず。
そういう考えでないと子どもは自立していかないのです。実際に社会に出るとこんな構図になります。
自分=相手(お客様、上司)
社会に出ると今度は相手が「お客様」です。その相手に「わかりやすい説明をしてください」といいますか?
「わからない問題を自分でわかるようにしてください」というのではあれば自立していきます。
わかるようにしてくださいというのは、常に「相手に頼るようになるから」です。
人を他人が管理したり、他人の力でわかるようにしたりするのは結局はその子はいつまでたっても自立しないのです。
ではスマホもどうするのか?について話をします。