経営の考え方

売上の上げ方

 
「お弁当の配達」
「いちご狩り」
 
「野菜の卸問屋の経理」
 
「ゲームボーイの液晶パネル組み立て」
「電子レンジの組み立て」
 
「コピー機の組み立て」
 
これ何かわかりますか?これは
 
「私が塾だけで食えないときにやった
 アルバイト」
 
です。私は塾をオープンしたときは、
塾だけは食べられなかったのでいろ
いろなアルバイトをしました。
 
「7時~15時30分」
 
これが私のアルバイトの時間です。
その後
 
「16時から塾をオープン」
 
です。
 
「塾だけで食えない」
 
と生活を支えるために本当にいろ
いろやらないといけません。また、
 
「アルバイト」
  
と言っても
 
「人材派遣」
 
もありましたので、当然
 
「首切り」
 
にもあいました。
 
「堀君、この仕事は7月15日で終わり
 ね。それで君は残務処理があるか
 ら、1か月延ばす。1か月後の
 8月15日で終わりね」
 
と宣告されたこともあります。
こうならないためにも
 
「売上を確保する」
 
のは塾長にとっては必須課題です。
 
では、
 
「どうやって売上を確保するのか?」
 
以前に売上についてこんなことを書きました。
 
売上の公式は
 
================================
売上=会員数×会員単価×継続月数
================================
 
これについていろいろ塾長は考えるわけで
す。
 
通常考えるのは
 
「会員数を増やそう」
 
と。もちろん、それも1つの方法です。
そして、会員数というピンとこないの
でお客様の数とわかりやすいですが、
お客様の数を増やそうとして、
 
「新規事業」
 
に手を出すことがあります。
私もやりました。
 
あるコンサルタントからは
 
「うまくいかないからと言って、健康
食品とか他の事業に手を出して
はいけない」
 
ときつく言われていたのにもかかわら
ず、手を出してしまいました(笑)
 
当たり前ですが、

「うまくいきません」

極端な話ですが、こんな場合、あな
たはこの医者に頼みたいですか?

「うちは今ラーメン屋です。
 以前は医学部を出て医者だったの
 で、 心臓の手術もやります」

こんな医者に手術を頼みませんよね。
同様に

「いろいろやっている人は
 中途半端に終わる」

可能性が高いのです。もちろん

「才能がある人はうまくいく」

かも知れませんが、我々凡人はそん
なことは出来ません。

ですが、

「生徒が減ってきている。
 売上を上げないといけない」

と思って

「ついついいろいろ新しいことを
 やってしまう」

のです。もちろん、

「新しい事業をやらないといけない」

という気持ちはわかります。
なぜなら

「生徒数減でこのままではやばい」

ということはわかっているからです。
ではどうするのか?

新規事業が成功する確率の高い順に
書きますと

==================================
1.今いる顧客と関連する事業を行う
2.今ある技術を使える関連事業を行う
3.今とは全く関係のない事業を行う
==================================

です。

==================================
1.今いる関連した事業を行う
==================================
事業をするとき一番難しいのは

「顧客を獲得すること」

です。どんな仕事も

「顧客」

がいないとはじまりません。
そして、お金がかかるのも

「顧客を獲得するため」

です。設備投資産業であっても。

長期的には顧客獲得には費用と時間が
かります。

また、売り方も変わります。

「一般向けの販売」

「法人向け営業」

では売り方は違います。だから、

「顧客がまずいる事業」

をスタートすると楽なのです。
だから、今いる顧客に

「英会話教室」
「パソコンスクール」

と言った事業をスタートするのも
1つです。同じスクール系ですが、
全く違うものです。

一般には

「ガソリンスタンドの中にコンビニ」

もこれに当たります。

==================================
2.今ある技術を使える関連事業を行う
==================================

物事に身につけるにも

「時間と費用」

がかかります。塾長が

「英語が教えられる」
「数学が教えられる」

というのも

「長年それをやってきたから」
「長年それについて勉強をしてきた
 から」

です。物事を身に着けるには

「一朝一夕」

で身につくわけではないです。
やはり

「時間と手間がかかる」

のです。だから、

「今ある技術を使える事業」

をスタートするのも1つです。
実は私が今やっている

「塾長向けのWEB集客研究会」

がこれに当たります。

「顧客対象は違うけれど、
 生徒を集める技術は同じ」

というものです。17年間やって
きたことを紹介するわけですから

「新しく技術を身につける」

わけではないからです。
今では

「ライザップの英会話」

もそうです。

「ダイエットが英会話?」

と思われますが、集客する方法
は同じなりでその技術を使って
宣伝して生徒を集めているわけ
です。

==================================
3.今とは全く関係のない事業を行う
==================================
最後がこれです。そして、一番失敗
しやすいものです。

通常参入する業界には

「それを専門にやっている人がいる」

のが普通です。

「毎日毎日お客さんを集め」
「毎日毎日技術を高めている」

人達です。もちろん、中には

「努力していない人がいる」

のも事実なので、そういった業界に
参入するりもありかも知れません。

ですが、そこには常に

「強力なライバル達」

がいるのです。とても

「片手間で勝てる」

ものではないのです。そうするとこ
んな反論があります。

「でも、知り合いの塾長の××さ
 んは新規事業で儲かったって
 聞いている」

と。確かに

「1.2年という短いスパンでみると
 収益が上がる」

かも知れません。ですが、次に
儲からなかったら

「商売替え」

をするのでしょうか?私達は

「儲け話」

をしているのではありません。

「商売」

であり

「ビジネス」

です。

「お客さんとの関係を築いて
 いる仕事」

なのです。だから

「物事を長期的に考える
 必要がある」

のです。わかりやすい例で言うと

「数学が得意な人の中に英語は得意だ
 が数学をやったことのない人が勝ち
 に行く」

そんな感じです。それで

「勝てる?」

と思うでしょうか?

「毎日英語は2時間やっている。
 数学は30分」

の子どもが

「毎日数学は2時間やっている」

子に挑むのです。当然勝てませんよね。
たまには

「確認テストで勝った」

と思っても何回もやっていると当然負け
てしまいます。

さて、あなたはどんな事業に取り組み
ますか?

来年、再来年のためにどんな手を打ち
ますか?

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