経営の考え方

トラブルの予感は当たりました。

インターネットビジネスをしてからはかなり順調でした。問い合わせはどんどん増えていき組織は大きくなっていきました。

ただ問題点もあります。それは当時やっていたビジネスがあまりにもネット上で評判が悪く、叩かれまくっていたからです。

それを続けていくのかどうかも考えました。そして、私とメンターはそのネットワークビジネスをやめることにしました。

そして、当時新しくできた別のビジネスに移って、そこで新しいビジネスを構築するようになったのです。

ただし、やり方は同じです。メールマガジンのまぐまぐを使って集めていきました。そして、どんどんそこでも集客をしていきました。

ただ、ビジネスをやっていくと今まで気づかなかった問題点も見えてきます。それは2つの大きな問題点です。

1つはビジネスに参加する人の問題です。ビジネスに参加する者のビジネス的なマインドができてない人が多いのです。

どんな仕事でもビジネスはビジネスです。「在宅ワーク」としても仕事はやることをきっちりとやらないいけません。そういったことができない人が多かったのです。

本当にこのビジネスには色々な人が参加しました。
「専業主婦で在宅ワークを探している人」
「サイドビジネスを探しているサラリーマン」
「自営業で新しいビジネスを考えている人」

など。ビジネスをやったことのある人はビジネス的な考えがあるので良かったのですが、そうでない人はまずそこからスタートしないといけませんでした。

また、このビジネスには色々な人が参加するため気をつけないといけません。中には「過去に人生の中で傷を負った人」もいました。

当時の私は全てのやり取りをメールのみでやっていました。資料請求がきたらメールで返す。そんな毎日です。ただこの方法は楽でしたが問題点もありました。

それは

「相手がどんな人かわからない」

ということです。実際に

「メールだけを読む」のと
「実際に電話する」のと

では違います。また、さらに

「電話で話す」のと
「直接会って話す」のと

では違うのです。

当時、ある人が私の組織に入ってきました。仮にAさんとします。そのときは私は少しずつ参加した人に対して情報を流していました。

どんな情報か言うと

「このビジネスをするにはこの本を読んだ方がいい」
「あんな本を読んだ方がいい」

という情報です。ところが そのAさんにそのメールを送ると「その本を下さい」と言うのです。

もちろん、本屋に売ってる本です。何か言うたびに「下さい」と言うのです。自分で購入しないで私に「買ってくれ」と。

私はたまらず電話しました。電話した途端に「しまった」と思いました。というのはやっぱり普通の感覚が違うのです。

通常、ビジネスで使う道具は全て自腹です。塾まで行く交通費は自分で払いますし、自分で勉強する本も全部自腹で買います。

ですが、その人は私に「買わせよう」とするのです。そして、自分は

「ただでその本を読もう」

とするのです。後々あとで知ったのですが、その人は他でも散々トラブルを起こしていたのでした。

そして後々にこの人とのトラブルが大問題と発展するのです。それはあとで話をするにして、それ以降、私は必ず申し込みがあった人に対しては電話をすることにしています。

どんなに忙しくても、お客さんと直接話をして、正式に入会するかどうか決めるのです。

また、それだけでわからない人もいるので1ヶ月の有料体験や 、Web 指導の1回のみの無料指導を入れているのです。

これは一見するとお客さんのためにもなります。しかし、実は自分のためでもあるのです。

電話をすることによって

「合わないお客さん」
「クレームの来そうなお客さん」

は断りするようにするのです。

そして、電話だけでもわからないお客様の体験をすることによってふるい分けるためでもあるのです。

というのは、仕事をする上で一番大切なのは「何をするのか」ではなく、「誰とするか」です。「誰とするか」によって決まってしまいます。

お客さんもそうです。「誰をお客さんにするか」によってその塾の質が決まってしまうのです。

それは言い換えれば、「仕事の質を上げる」には「付き合う人を選ぶ」と言うにもなるのです。

いえ、もっと言うと「自分自身の人生の質を上げる」には「付き合う人の質を上げる」ということなのです。

実際に指導しているとこんなことがあります。それは生徒を指導していて中には

「こんなことでお金をもらっていいのか」

と思うような生徒がいます。どんな生徒かと言うと、生徒と会話をしていて楽しくて、自分も元気になる。

生徒もどんどん成果が上がるのでやっていてものすごく面白いという生徒です。

生徒も先生の使い方が上手で、先生のやる気を逆に引き出すような生徒です。

こういう生徒の場合は本当に自分自身が申し訳ないくらい気持ちいいです。それぐらい楽しいのです。また、お母さんの中には「この人はりっぱだ」という人もたくさんいます。

そういった人をお客さんにするだけで自分にとってもお金以外でプラスになるのです。

ビジネスも同様です。

「ビジネスパートナーを誰にするのか」「お客さんを誰にするか」

によって仕事自信の楽しさは変わってきます。仕事をやっていると非常にワクワクしたり、やる気が出たりするのは、付き合う相手によっても違ってくるのです。

Aさんのトラブルについては後々話ししますが、ここでも大変参考になる経験をしました。

この経験から、最初に全力を尽くすのです。従業員やパートナーを選ぶときも、採用を厳しくしたり、テスト期間を設けたりします。

また、お客さんを入会させる場合も必ず確認してテスト期間を設けるのです
そうすることによって後々の運営が非常に楽になりました。

それをしないで誰でも受け入れてしまうと、後々のトラブルにつながって、その何十倍もしんどい思いをしないといけないのです。

 

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