入試のシーズンがやってきました。どの塾長も受験生のために必死で頑張っていると思います。
生徒が全員なんとか合格してくれればいいですね。それは塾としては大切な仕事ですから。
さて、塾長としての試験があります。それは 「生徒の合格者」「お客様の満足度」というものではありません。
その他にもう一つ。それは「決算」です。塾も企業なので必ず結果を残さないといけません。
結果というのは「利益」です。「決算」として結果が塾長のもう1つのテストなのです。
中には「儲からなくてもいい。そこそこでいい」と言う人もいるかもしれません。
ですが、大切なのは継続すること。良いサービスもすぐ終わってしまっては意味がありません。
継続してお客さんに喜んでもらい続けていくのです。そのためには当然利益を出さないといけません。
将来のため、もしものために利益を上げて次に備えていく。そのテストにあたるのが「決算」なのです。
例えば、「生徒が減ってきているので集客できない」とか「今年は生徒の質が悪かったから駄目だったと言う」といった言い訳は通用しません。
言い訳しても生活は楽にならないし、従業員の給与は待ってくれないからです。
それは生徒が「入試問題が難しかった」とか「テストの山が外れた」とかそういった言い訳と変わらないのです。
「難しい」のも「出題されるテスト問題も」みんな受験生に同じように出題されるのです。
そして、塾長にとっても社会環境はみんな同じです。
さらに塾長にとってこのテストの本当にシビアです。結果は数字に表れます。やっていることが正しいのか正しくないのかそれを判断できます。
それも「1年」「2年」と言った短期的なテストではありません。毎年が入試です。
12月末であれば確定申告の数字が出ます。
まずはこの数字をしっかり見据えて利益を出していきましょう。