Part 2は情報の共有化です。
目次
情報の共有化で協力を得る
現状で把握した数字や予測を周りの大切な人と共有することです。
そうすることで周りの協力を得られやすくなります。
実際に日産が前社長のカルロスゴーン社長のときのV字回復をしたときもそうでした。
まずは、赤字であることを公開して、関係者に大変であることと、「このままではまずい」ということを認識させたのです。
私達が2億円を調達したときもそれができた理由は
「このままでは会社がつぶれる」
と共通に認識できたからです。そうして幹部全員が金策に走り回ったのです。
情報共有するとどうなるのか?
情報共有するとそれぞれの立場の人が、それぞれのアイデアを出してくれます。
自分ひとりで考えていると、アイデアは偏ったものの見方からしか出てきません。
ですが、立場が違うと出で来るアイデアは違ってきます。
・経理は支払い方法を考える
・従業員は貯金を貸してくれる
・会長は出資してくれる
などいろいろアイデアがでいきます。それと1人で負担していたことが分担されて気持ち的に軽くなります。
経営者は孤独で決して、その孤独はなくなることはないですが、自分と一緒に苦しみを分かちあう人がいればそれだけ負担が減るのです。
1人でいるより、2人でいれば「楽しみは2倍に、苦しみは半分」というのは本当にその通りなのです。
1人でやっているから関係はない
情報の共有化と言うと

と思うかもしれません。それはとんでもない話です。少なくとも1人暮らしではなく、家族がいる場合はこの情報の共有化がとても大切です。
特に夫婦でいる場合はパートナーの戦力は大きなものです。
小さい塾は時間そのものが資産ですので、自分の時間と周りの人の時間を有効活用できればそれだけで結果を出しやすくなります。
そこで問題になるのが周りに協力を得るということです。これは家族も含めてです。
実際に数字を現状認識したらこの現状に対して
「これからどういう風にやっていくのか?」
を話し合っていくことです。うまくいかない人の典型的なパターンはコミュニケーション不足です。
もっと言うとコミュニケーションのミスマッチです。悪い結果を指摘されたら、自分の不出来を指摘されたようで怒り出すかも知れません。
ただ、これを乗り越えていかない限りは危機は乗り越えられないのです。
これは私も経験しているのです。
が、相手に察してほしいというのではなくて自分自身の言葉でちゃんと数字を見ながら話をするのです。
そうするとそれぞれの立場でそれぞれの意見が出てきます。もちろん厳しい意見も出てきます。
それでもあなたの味方なのです、厳しいだけです。そうやって情報共有化します。
前回の内容でわかっていることをしてそしてそれに対してどういう手を打っていくのかを話していくのです。
例えば、お金が自分で用意できないのであれば、働いてない奥さんが外に働きに出るというのも1つの方法かもしれません。
そうすると小さい子どもからいたら、自分の両親に子どもを預けるとか、幼稚園までの送迎を頼むとかそんな方法も出てきます。
中には

なんて言われるかもしれません。ですが、情報の共有化は必要です。
そうすることによってみんなの力を合わせることができるのです。
まずは共通認識なんです。これは大手でもそうですが、データが明確になればアルバイトでも、ベテラン店長でもやることは決まってきます。
「雨の日は傘が売れる」
とわかっていれば、天気予報で来週1週間は雨とわかれば、いつもより傘を多めに仕入れておきます。
実際にこんなことがありました。
生徒が集客できないので私は朝から夕方まではアルバイトです。それが終わって塾です。
そうするとほとんどチラシを折り込み時間もありません。そもそもチラシを作る時間もギリギリで、作ったチラシを折る時間もないのです。
そのときにやってくれたのが家内と長男の息子でした。当時は小学校2年生でした。
私が塾から帰ってくると11時ぐらいまで息子と家内が一生懸命チラシを折ってくれています。
息子も懸命に手伝ってくれて、いつも知らないうちに寝てしまっていました。
そのチラシは反応がなかったのですが、それでもこういった周りの協力は大きな戦力になるのです。
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