経営の考え方

何にお金をかけるのか

前回の記事では売上の上がらないところにお金をかけないという話をかけました。では、一体何にお金をかけるべきなのか?生徒が集まっていないときは、もちろん販売促進にお金をかけないといけないのは当然です。

その他には何にお金をかけないといけないのか?

それは自分自身への教育です。教育産業をやっている人が子どもに「塾に来て欲しい」と言うのは、親に対してお金を要求することです。ボランティアはないのでお金を要求するとのは自分自身の提供するサービスにそれだけの価値があると思って要求するわけです。

親御さんに対して「教育は大切ですよ」と伝えるのに、自分自身が勉強してなくて、自分の教育に投資をしていないのに、お客さんにそれを要求するのもおかしな話です。だから、塾長がやるべきことは自分に自身に対する投資なのです。

そして、自分自身が自分に対して投資をして、自分を教育しているからこそ保護者の方にも月謝を請求する時には強く出られるのです。自分もお金自分自身にお金をかけている。そして、それは意味のあること。だから、あなたもかけた方がいいう話です。

このように偉そうなことを言っていますが、実は私自身が自己投資によって這い上がってきた人間です。私は、社会人に出てから独立期間も含んで10年間は失敗の連続でした。

特に独立してからはうまくいったためしがありません。スポーツの試合で言うと10戦全敗です。戦ったら戦った分だけ負けていました。うまくいった記憶がありません。

例えば、塾をスタートする前にやりはじめたビジネスもうまくいきませんでした。稼いだ報酬は、月5000円です。大の大人が1か月仕事をしてたったこれだけです。理由は簡単。

集客はできなかったからです。また、塾をオープンしてからもうまくいきませんでした。オフラインの塾では1年で生徒20名集められたものの、その後3年経った頃には生徒数はたった3名になってしまったのです。
その理由も集客できなかったからです。

ですが、今は順調よく毎月1名から3名多ければ、10名くらい集めています。それはなぜか?簡単です。自分自身で「集客の勉強」したからです。全くお金がないときにもお金をかけて勉強したからです。
例えば、今まで失敗した理由は、「1度に結果を出そう」としていたこと。お金を一度にかけて失敗。そして、「もうダメだ」と。ですが、今は「失敗」はしません。それは「小さなテスト」を繰り返しているからです。

集客の勉強をする前には、何をするのもテストもしないで、いきなり本番でした。スポーツで言うと、「試合形式」「練習試合」もなしに大会に出場するようなものです。

当然ですが、「勝てるわけがない」のです。今は何かやるときには、「調査」「小さなテスト」を繰り返しいます。

例えば、タイトル。

「高校入試に合格する方法」
「不合格にならない高校入試」

ではどちらが反応があると思いますか?これは、セミナーでやった話ですが、実はテストしてわかったことです。1000人以上にメール配信したときのタイトルを2つ用意してクリック率をテストしました。
その結果は

「高校入試に合格する方法」21%
「不合格にならない高校入試」27%

と。当時は「不合格にならない・・」の方が6%高かったのです。これによって、「冊子のタイトル」が決まりました。こういう「テスト」を繰り返して結果を出していったのです。

そのときは、自動車の購入価格が5万円のときに教育に90万円をかけて勉強していました。今乗っている自動車でも21万キロ乗っていますが、その前に乗っていた自動車は車体は紺色なのに自動車の屋根は、色がはげて真っ白になっていました。社内の天井のスポンジも破れていて丸見えです。

そんな自動車を乗っていました。子どもを迎えに行くときも、自動車がボロすぎて、子どもも「あの車では迎えに来ないで」と言われるぐらいです。それでも教育にお金をかけて「テストの重要性」を学びました。

今生徒数が激減しています。大手の塾もドンドン入り込んできます。さらに先生が集まりにくくなっています。「今までのやり方が通用しない」さて、あなたはどんな新しい方法に取り組みますか?

「新しいやり方」「新しい考え方」がわかれば、結果は違ってきます。

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