集客の考え方

売れない塾vs嫌われる母

売れない塾と嫌われる母に共通した点
ってわかりますか?

実はこの2つにはある共通点があったの
です。

【売れない塾】

決して、不真面目ではなく、人一番教
材研究には熱心。指導力もある。教
科についても絶対の自信を持っている。

口癖は
「もっと良い指導をしなければ・・」

【嫌われる母】

子どもの将来を真剣に考えている。
自分のことよりも子どものことを常に
考えていて、子ども優先。

そして、口ぐせは「勉強しなさい」。

どちらもある意味

「真面目で、一生懸命」

そして、結果は

「うまくいかない」

そして、次に考えるのは

「もっとやらなければ・・」

と。これをわかりやすく説明しますね。

あるフランス料理のレストラン。
シェフの腕は一流でおいしい。

ただ、値段が高い。そして、お客さん
はこない。

ある日、2人の酔っ払いが来ました。
見た感じ、すでにたくさん食べてきて
いて、酔いが回っている感じ。

2人の酔っ払いはシェフに向かって、

「何でもいいか持ってきて。
 シェフに任せるから」

と。シェフは

「ここがチャンス。
 ここでおいしい料理を出せば・・」

と思い、自分が一番自信のある

「肉料理」

を作りました。そして、いつもよりサ
ービスで、お肉を多くしてお客さんに
出しました。

そうするとどうなったのか?

酔っ払い
「あっ、お肉か。(少し食べて)
 おいしい。もういい。あーお腹一杯。
 帰るよ。シェフありがとう」

そして、大半を残して、帰っていきま
した。シェフが一言

「スパイスがまずかったのだろうか?
 もう1つのスパイスの方が良かった
 のかも知れない・・・」

と。

この話を見てどう思いましたか?

多分、このシェフの店はつぶれてしま
うでしょう。

そして、このシェフはきっとこういう
でしょう。

「なぜ、お店は潰れたんだ。
 もっとおいしい料理を出したらよか
 ったのか・・・」

と。これに気づきましたか?

実はこのシェフのオーナーが間違って
いたのは

「努力の方向性」

だったのです。決して、努力していな
いわけではない。

「努力の方向性」

が違っていたのです。来客したお客さ
んよく見てみると

「すでにたくさん食べいた」
「酔っぱらっていて次に気持ち悪く
 なる」

と予想されます。こういったお客さんに

「こってりとしたお肉」

を出してもダメなのです。それよりも

「相手の食べやすいもの」

を考えて出さないいけないのです。

例えば、私がこのシェフのところでウ
ェイターとして働いていたらどうでし
ょうか?

私ならこうします。今回は消化の良い
スープだけを出します。

あるいは「酔い」に効果のあるものを
出します。

「お客様。今回は消化の良いスープ
をお持ちしました」

と(詳しくはわからないので相手に消化
のよいものか、相手が食べやすいモノ
です)

そして、そこで、今度来てもらうために

「ランチの割引券」
「ディナーでの無料ドリンク券」

又は、

「line登録してもらって」

とキャンペーンお知らせをします。

そして、来たときシェフに腕を振るっ
てもらいます。

「スープ」がおいしければまた、次が
あるはずからです。

これを塾や子育てで考えてみまししょ
う。

「勉強不熱心で勉強嫌いな子」

が来たとします。

研究熱心な塾長は、どんどん子どもの
ためと思って、教材について研究して
勉強します。

そして、通常は

「1時間指導」

のところを、サービスで

「3時間指導」

しました。親御さんは喜びました。
ところが

「子どもは退塾」

してしまったのです。

「教え方はうまいけれど・・・」
「一生懸命だけれど・・・」

と。子どもにとっては

「小さな親切。大きなお世話」

だったのです。親は続けさせたけれど
子どもはガンして譲らない。

当然生徒は集まらない。

一方、勉強熱心な母親はどうしている
のか?子どもが嫌々勉強しているのに
さらに

「この問題集がいいって」

とさらに買ってきて与えます。そして、子
どもを管理しようします。

小学生のうちは良かったものの、中学
生になると反発します。そのうち

「うるせい。クソババァ」

と子どもは爆発してしまいました。
(実話)

「どちらも真面目で一生懸命」

なのです。ですが、

「努力の方向性が間違っている」

のです。ではどうするのか?
それは

「相手を見る」

のです。自分の考えを相手に押し付
けるのではなく

「相手を見て合わす」

のです。先程の料理の話ではないです
が、どんなおいしい料理も

「相手がお腹一杯」

であれば、おいしくないのです。
相手の様子を見て

「相手に合ったものを提供する」

のです。もっと言うと

「相手の成長に合わせて」

です。相手指導の難しさは

「正しいことを伝えればよい」
「正しいことをすればよい」

というわけではありません。

「一見遠回り」

でも相手に合わせてやらないといけな
いのです。

だから、育てるのは難しい。

「相手を良く見ていますか?」

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