集客の考え方

塾長がエッチだから生徒が集まらない。

「塾長のエッチ!」

この話は決して

「塾長のハレンチな話」

ではありません。残念な塾長の話です。

私が塾長向けWEB研究会を開いた最初の理由は

「まじめにやっている塾長を救いたい」

という動機。決してきれいごとではなく、

「自分が破産寸前まで言ったから」

実際に自分が苦しかったとき教材のセ
ールスマンは教材を売ることだけ

広告代理店は自分の広告だけを売る
ためだけ

を考えて私に商品を勧めてきました。

決して潰れそうな私のことを考えてく
れなかったから。

結局私は塾を閉めることに。
周りの人には

「相手も繁栄して、自分も繁栄」

という考えはありませんでした。

それなら

「自分がやってやろう」

という気持ちが1つ。

それで、何が残念なのかと言うとそれ

「塾長の伝え方」

です。

広告などのメッセージ
生徒へのメッセージ

が残念なために

「生徒が集まらない」
「生徒が辞めていく」

のです。例えば、伝え方の話。
簡単な問題です。

次の問題を解いてください。
1と2の文で一番伝えたい内容を考え
てください。

==================================
1.塾長はエッチ。しかし、優しい。
2.塾長は優しい。しかし、エッチ。
=================================

どうでしょうか?

「そんなの簡単ですよ。
 1は優しい。2はエッチだよ。
 日本語の場合はしかしの後が
 強調されるよ」

と。多分こんな答えが返ってくると思
います。これは

「半分は正しくて、半分は間違って
 いる」

のです。

「どういうこと?」

と思われたと思います。その説明を書
きますと

「文法的には正しい」

のです。学問的には正しいのです。生
徒が集まらないときにやってしまうの
がこれです。

==================================
1.塾長はエッチ。しかし、優しい。
2.塾長は優しい。しかし、エッチ。
=================================

どうでしょうか?

ですが、相手に伝わるのは

1はエッチ、2は優しい

のです。これは何と言うと

「最初に入る言葉が相手の感情を
 揺さぶる」

のです。例えば、子どもに対して

「最初に否定してしまうとその後は
 子どもの頭の中に入りにくい」

のです。人間というのは不思議なもの

「最初に否定されると
 その後は受け付けなくなる」

ようになっています。そうなると、その後

「どんなに良いことを言っても巻き返
 しが厳しい」

のです。だから、

「最初に否定を言わない」

のです。最初に言ってしまうと

「うまくいかなくなる」

のです。これは、お母さんの面談で
もそうです。

お母さんに伝えたいことがある。
しかも否定的なこと。

 これを最初から

「否定→肯定」

とすると、相手は「否定」した時点
で受け付けてもらえません。

ですが、

「肯定→否定」

にすると比較的入っていくのです。

「あなたのお子さんはうるさくて
 困ります」

と入るとその時点で受け付けられませ
ん。ですが、

塾長
「あなたのお子さんはとても仲良く
 なるのが上手です。

 これなら社会に出てもみんなと
 うまくいきますね。

 お母さんも上手に育てていますね」


「はい。うちはみんなと仲良くする
 ように育てています」

塾長

「ですね。ただ、塾で他の子と話す
 のは迷惑になるので、そこだけは
 気をつけるようにしてくださいね」

と。

「肯定→否定」

とすると比較的すんなり伝わります。

この方法は

「人を使うのが上手な経営者が
 よく使う方法」

なのです。何度も言いますが、

「最初の言葉が印象に残る」

のです。文法的にはどうであれそれが
現実です。塾長の中には

「文法が・・・」
「俺は正しいことを言っている」

という気持ちがあるかも知れません。
ですが、

「文法的にはどうであれ、
 大切なのは相手に伝わるかどうか」

です。

私も会社員時代よく社長から褒められ
ました。例えば

「堀君は元気だね。本当に感心。
 でも、片付けをしたらもっといいね」

と。社長の一番言いたいことは

「片付けて欲しい」

ということ(笑)。決して褒めるのがメ
インではないです。

ですが、こういう言い方をされると

「素直に聞ける」

のです。これはいつでも使えます。

以前に受験生との面談で子どもが親に
反発するのは

「親が【否定】から入る」

からと書きました。

「勉強をやっていない」

という【否定】から入ると

「やっているよ」

となって、反発してそれ以降の話は聞こ
うとしません。親としては

「受験が心配。だから、子どものために
 言っている」

のです。ですが、結果は

「余計にやる気をそいでいる」

のです。

「子どもは益々やる気を失う」
「子どもは親に反発」
「子どもは親に理解されていないという
 寂しさを感じる」

ので、何1つよいことはないのです。
ですが、私が普段使う、

「確かに君は勉強をしている。
 それは認める。塾でもやっていると
 思う。
 
 でも、志望校に合格できるまでは
 やっているかと思うと疑問だ。

 志望校に合格できるレベルまでや
 っている?」

というように

「肯定→否定」

にすると受け入れらやすいてのです。

参考までに今回のタイトルも比較的

「読ませる工夫」

をしています(笑)。これを

「否定から入るとうまく伝わらない」

何てタイトルにすると、記事の内容は
読まれません。私が記事を書く目的は
たった1つ。

記事を読んでもらって塾長のあなたに

「進化してもらうこと」

です。ぜひとも参考にしてください。

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