集客の考え方

私の家はお金持ち。だから塾は屁

「体験をしても成約にならない」
「話をしても生徒を紹介してくれない」
「サイトを作っても申し込みがない」

実はこの3つにはある共通していることがあったのです、その話をしたいと思います。

少し私の話をします。私の両親は2人とも会社を経営しています。年収も2人合わせると5000万円くらい。世間では、私の家は「お金持ち」と言われています。

私は仕事をする気がなくでぶらぶらしていたところ、父が

「勉強ができるなら塾でもしたら」

と言われました。そして、私もやることがなくて退屈だったので、塾でもやろうかと思いました。

そこで父が

「持っている駅前のビルの1階に空き部屋があるかそこで塾をやったら」

ということで塾をスタートすることに。もちろん、家賃はかかりません。

「独立するにはお金がいるからまずは1000万」

と父がお金を用意してくれました。

母は母で私のことを心配して

「生徒を集めるは大変なのよ。だから、まずはこれを使いなさい」

と100万円を援助してくれることになりました。そのお金で広告を作りました。

もちろん、素人の広告はダサイので父の紹介でプロの人に広告を作ってもらいしまた。

それでもうまくいかないときがあるので、広告費がなくなると、さらに母が追加してくれました。

そして、父と母は自分自身の会社のコネを使って従業員の子どもを私の塾に紹介してくれます。

また、取引先の子どもも紹介してくれて、あっという間に生徒が30名になりました。

そして、2年たって、生徒は余裕で100名を超えました。

元々私は IQ が高くて150ぐらいあるので、勉強を教えるのは楽勝です。生徒も私に懐いてくれてどんどん紹介してくれます。

本当にびっくりするぐらい生徒が集まってきます。塾経営なんて楽勝なんですね。こんな私の集客法に興味はありますか?もし興味があれば私が指導します。

もちろん、この話は私の妄想です(笑)。こんな話であれば私も楽に塾を経営しています。

さて、この話を聞いてあなたが塾長であれば、私の集客方法を知りたいと思いますか?多分、つっこみどころ満載で興味はないと思います。例えば、

「元々お金があるじゃないか。うちはお金がなくてやっている」
「広告費をかけているんじゃないか」
「親のコネを使って紹介で入ってるじゃないか」

と。これでは塾長さんからは共感を得られないですね。

というのはほとんどの塾長というのは、お金が有り余って塾を経営しているわけではないからです。

多少の余裕があっても、順調に生徒を集めているわけではないからです。

ではこんな話ではどうでしょうか

当時の私はお金がありませんでした。母の定期預金を担保にして銀行から100万を借りました。

そのお金で教室を借りました。指導は教材会社が勧めるコンピューターを入れて200万円。しかもリースで5年払いです。

広告費もギリギリなので、自分で作りました。最初に入れた広告20万円で集まった生徒はたった3名。

しかも、さらに広告を入れました。そうするとようやく2名が入ってきました。それでも生徒が集まって来なかったので、1件1件ポスティングをしました。

玄関のベルを鳴らしながら、「今度駅前にオープンしました。××です」と言いながら。

それでも集まってきません。そして、生徒がようやく集まってきたと思ったら、学力低い生徒。

近くの中学校でも下から数えて10番以内の子ばかりです。当然教室はうるさく騒がしくなりました。騒いでばかりなので、私は何度も何度も注意をします。

そして、最後には生徒たちを怒りました。そうすると生徒が辞め始めました。しかも、真面目だった生徒が1人辞め、1人辞めと次々辞めていったのです。

そして、最後にはたった3人に。ところがそんな私もある集客法を見つけたので生徒をイッキに集められるようになったのです。しかも1年で10倍になる方法が。

「金なし」「コネなし」「時間なし」

の私が集客方法とは・・・。

実は最初の話と後半の話は何が違うのかと言うと、それは読んでいる人に対して「共感」を得られるかということなのです。

例えば、私はサイトを作るときにこんなことをします。あなたが塾長ならばどの言葉に反応しますか

「2月が怖い」
「3月が怖い」
「4月が怖い」

さてどれでしょうか

実はこれは私がサイトを作るときに採ったアンケートによると塾長が一番恐れている月は

「3月」

だったのです。どの月を選ぶかも人によって違うのですが、相手を理解しようとすることで相手に共感されるのです。

というのは塾長にとって一番の山場は春です。この時期に生徒が集まるかが勝負なのです。

しかもその集客というのもまるで博打で、チラシを作ってまいて、生徒が集まればいいですが、生徒が集まらないと1年間は地獄のようです。

ましてや生徒の比率が中学3年生や高校3年生が多いと辞めてしまうので、圧倒的に収入源です。

どんなにその年が売り上げが高くても生徒を止めてしまうと収入が激減してしまうのです。

だからこの3月にどれだけ集めるかが勝負になってしまうのです。

こういった気持ちをどれだけ理解できるのかが勝負になってきます。それが

「3月が怖い」

という言葉につながっていきます。

実はこれがポイントになります

集客のポイントというのは

「相手から共感を得られるのか」

がポイントです。どんなに素晴らしい内容でも相手から共感を得られないと集客にはつながらないのです。

また、逆に相手に対して自分がどれだけ理解できるかも勝負です。

相手を理解し、そして、相手に

「自分のことを理解してもらっている」

と思えば集客にはすぐにつながるのです。

実際にほとんど体験したり、相談したりして、見込み客が入会する場合には、

「自分のことを理解してもらえた」

というのが一番の大きな理由なのです。

「共感」「理解」

これが集客の1つのポイントです。

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