経営の考え方

退塾をどうやって防ぐのか?

学習塾の特徴では、経営的に楽な点と難しい点があります。楽な点というのは会員ビジネスのために売上が安定しやすいってのがひとつです。

そして、難しい点というのはサービスを受ける人とお金を支払う側が別ということです。

つまり、サービスを受ける側とお金を支払う側の両方に対して気をかけないといけないということです。

私の退塾体験

退塾が出ると塾長としては精神的な負担が大きいですね。

1人2人と連続して出ると「何がいけなかったのだろう」とついつい考え込んでしまいます。

私もリアルで塾をやっていたとき、退塾が出たとき自分自身が否定された気になりました。

そして、近所の焼き鳥屋「大吉」で生ビールを片手に「辞めます」と言った生徒のことを考えていました。

理由は「成績が上がらないから」と。当日177名いる中学校で下から順位が10番以内の子が5名きていました。

成績が上がっている子もいましたが、基本的に騒がしく、私も怒ってばかりでした。

なぜ退塾が起こるのか?

理由はいろいろありますが、大きな理由は子どもと親とのパイプが切れてしまうことです。

どうにかして、サービスを受ける子どもとつながりっていて、かつお金を支払う側の親とつながりっていると退塾ということは非常に少なくなります。

だから退塾を防ぐのには子どもとのパイプを強くし、かつ保護者とのパイプを強くするのか退塾を防ぐコツなのです。

退塾を防ぐ具体的方法

それぞれのパイプを太くするには次のようなものがあります

1. 子どもとのパイプを強くする

子どもが塾に行く理由が多ければ多いほど子どもは塾を辞める理由がなくなります。実際に行く理由というのは

・勉強ができるようになる
・勉強ができる環境が整っている
・塾に行くこと自体が楽しい
・友達がいる
・指導している先生が好き

などがあります。子どもが「なぜあなたの塾に行くのかわかりますか?」

2.親とのパイプを太くする

親とのパイプを太くすると親自身が塾の味方になってくれます。

実際に私のところでも

「子ども自身が塾を辞めたい」

と言っても親が「先生があれだけ思ってくれてるんだから頑張って続けなさい」と子どもが塾を辞めるのを引き止めてくれたこともあります。

それによって子どもなんとか塾を継続してくれて、結局そのあとも3年続きました。

具体的にどんな方法があるのか

それではどうやって、パイプを太くしていけばいいのでしょうか?

1.子どもとのパイプを強くする

①子どものことを深く理解する

子どもとのパイプを太くするにはいろいろな方法がありますが、一番大事なのは「子どもの気持ちを理解しようとする」こと。

これは絶対です。塾の子どもが先生が好きというのは子ども自身が先生から自分のことを理解されていると思っているときです。

これは塾の先生が優しいから好きというわけではなく、厳しくても自分のことを理解されているとなれば子ども自身が納得するのです。

一方、優しくても自分自身のことが理解されてないと思うと子どもは離れていくのです。

➁子どもと一緒にする

そして、子どもとのつながりを深めるのには「何か一緒にすること」。

その中ではイベントもあります。インターネットであまりイベントというのをやっていませんが、イベントに当たるのが植田先生をやっている毎日が文化祭のテーマである「子ども動画プレゼン王国」です。

このサイトでは子どのやったことを公開することが可能です。もちろん、知的なもの限定なので安心です。

2.親とのパイプを太くする

①親の気持ちを理解する

塾の先生が親の気持ちを理解すると親自身が塾を頼りようになります。特にお母さんは「自分のがんばりを認めて欲しい」と思ってます。

お母さんは子どもの塾の送り迎えをしたり、ご飯を作ったりしていますが、「当たり前」のことなので感謝されにくいです。そういったことを理解しようと努力するのです。

また、親のことを理解するのであれば心理学を勉強するのひとつです。そこでおすすめなのが、島先生の心理学講座です

島先生はお母さんに大変人気があるので評判です。島先生の講座はこれです。

②親ともコミュニケーション

実際に私の塾ではコミルを使って親とのコミュニケーションを取りっています。すべての先生が毎日授業報告を書いてお母さんに見てもらっています。

その中で親からの相談も多いです。特に私のところでは塾というより子育てサポートを目標にしているので親の様々な悩みに答えています。

パートナーの新坂先生は親とのコミュニケーションをマメに取っているので大変助かっています。

親も子育てについていろいろ悩むことがあってどうやっていいのかというものを人から相談したいわけです。

知り合いの親に相談するわけにも行かずどうしていいかわからないときに聞くの先生が相談に乗ってくれると大変ありがたいです。

実際に私のところのスタッフは子育てを終わった先生が3名もいます。また子どもの気持ちがわかる若いスタッフもいますのでそれで対応しています。

 

DV、モラハラ、離婚

実際に私が相談を受けた内容です。お母さんが旦那さんより暴力を受けていました。

診断書も取り平日、旦那さんが出ている隙に子どもと逃亡。子どもはランドセルをしよってそのまま学校に行くふりをして出ていきました。

そして、施設で保護。

他にもあります。ご主人が浮気。お母さんが離婚を決意して、弁護士を依頼されました。

私の方で女性弁護士を紹介。

など。こんなこともやっていました。こうやってつながっていくと辞めることはなくなってきます。

さて、あなたはどうやってパイプを太くしていきますか?

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