指導

紹介をもらえる塾長を科学する

最近面談話をしていて一番よく聞くのが

「昔はやっていたんだか」

という話です残念な話です。が、実はここがポイントにあるのです。

成功の秘訣はコレ

集客の話をしていると「ポスティングの話」が出ます。そうすると塾長の中には「昔はやっていたのですが・・」という話が出ます。

残念ながらすごくもったいない話です。もし、以前にポスティングをやっていて、うまくいっていたのならそれは続けるべきです。

少しうまくいきだしたからやめたというのであればすごくもったいないです。

実は集客に限らず成功することの秘訣というのは

「うまくいってることを続ける」

ことがポイントになります。うまくいっていることを続けて、うまくいかなかったことをやめるということです。

なぜうまくいっているのに辞めるのか?

うまくいっていることを辞めると言うと不思議に思うかもしれません。これよくある話ですが、その理由の1つが「飽きる」ということです。

同じことをやっていると人は飽きてしまいます。そして、別に新しいことをやりだしくなります。

そして、失敗するのです。塾に限らず、「塾をやってうまくいったのでレストランをする」という具合です。

イメージしてみるとわかりますが、本業で塾をやっていることも大変なのに、サイドビジネスでレストランをする何てうまくいくほど甘い世界ではありません。

「でも芸能人がよくやっている」と思われがちですが、1年、2年はうまくいっても、10年、20年となると残るレストランはごく一部なのです。

大切なことは飽きようが何しようが続けることです。元々商売というのは「商い」というくらいですから、「飽きるほどやる」くらいにやり続けることがポイントになります。

続けることでスキルも身につきますし、信頼も身につくのです。だから、続けることです。参考までにこのブログは毎日ということは書いていませんが、私の保護者向けのブログはほぼ365日中364日書いています。

今年は363日。なぜ1日空いていたり、2回空いていたりするかというとたまにうっかり忘れてしまうからです(笑)それでも、気にしていません。

ずっと続けていくのです。実際のブログはこれをずっと続けているわけです。メールやメルマガを含めるともう15年以上やっています。

最初の頃は毎日ではなかったですが、今毎日続けています。こうやってうまくいってるとこは続けていくわけです。そうすると蓄積されて、スキルが身につき、安定感が増すわけです

実は行ってない方法はこれ?

何でもそうですがうまくいかなかったときに反省したり、「なぜうまくいかないのだろう」と考えたりします。

このパターンというのは「うまくいかない企業の典型的なパターン」なのです。

例えば、うまくいかないときに従業員を叱責し、うまくいってるときは放置しているのはこれは継続して伸びない企業の特徴なのです。

逆に伸び続けている企業の特徴は「そのプロセスを大切にする」ということです。

つまり、うまくいっているときもうまくいかないときも常に反省して改善していくわけです。

上手く行ったときには「なぜうまくいったのか?」を考えていくわけです。そうするとうまくいかなくなったときにその、うまくいった理由をもう一度見直して、やり直すとうまくいくわけです。

私の紹介が増えた理由

今週も紹介者で1名入ってきました。親戚の子です。成績が伸びたというのもありますがそれだけではないのです。

以前も紹介がありましたが、更に紹介が増えるようになりました。実はこれにはコツがあるので。

それは人気のある先生の方法をパクるというわけです。今仕事でパートナーとなっている新坂先生は子どもからの信頼が絶大にあります。

「新坂先生が大好き」とか、小さい子で言うと「新坂先生と結婚する」という子どもまでいるくらいです。

もちろん、新坂先生が美人であるということもありますが、それだけでは子どもにから人気があるわけではありません。

その理由を一つ一つ分析していたわけです。その方法を真似れば子どもからの信頼が増し子供が変わって行きます。

子どもが変わると親も先生を信頼します。それを真似したわけです。その方法は何か?

紹介がもらえる塾長。紹介がもらえない塾長

実は新坂先生が紹介もらえる理由を知るために私は2年間、新坂先生の授業を見学させてもらいました。

先生の指導方法について知ることが必要ということもありますが、私が見たのは新坂先生の指導方法ではなくて、子どもの反応です。

子どもがどのように反応するのかずっと見てきたわけです。それと明らかに違うのは子どもに対する共感です。

先生の中でよくあるのが「上手な説明をすれば子どもは理解してくれる」とか「わかりやすい説明をすればうまく行く」と思っていることです。

もちろん、それに越したことはないのですが、実はそれではなくて子どもが話した内容や、子どもの行った内容に対して塾の先生がどういったリアクションをするのかがポイントなのです。

極端な例ですが、先生が質問したときに先生がこんな場合はどうでしょうか?「何でも質問をしてね」と言っておきながら

「何でこんなつまらない質問するんだ!」

と。多分二度とその生徒は質問をしないでしょう。もう質問したくなくなると思います。ですが、こんな対応でしたらどうでしょうか?

「今の質問はよかったね。そういう質問が出ると成績は伸びるよ」

と。この対応によって子どものやる気というのは出てくるのです。説明よりも子どもに対するリアクションです。

そこが上手なのです。授業見学と言うと、どうしても説明の仕方だったり、授業の進め方だったりに注目してしまいます。

本当に大事なのは子どもの言葉をどれだけ拾っていくかということです。上手に拾っていくと納得してくれるのです。

教科書の内容は説明のうまさではわかるかもしれません。極端な話、動画を見せればわかります。

それだと「質の高い動画を入れている塾」に生徒が入りますね。大切なのは、子どもにどれだけ寄り添うのかによって、実は子どもが納得してるわけです。

生徒も誰かと関わり合いたいのです。これは親も同じです。いえ、本当はみんな寄り添って欲しいのです。

こんなパターンはまずい

塾長がうまく行かない理由が1つには最初に自分のことを喋るということです。生徒が辞めていくときによくあるのが自分のことから喋るということです。

聞いてる本人は一生懸命で自慢気に話しますが、実は聞いてるほうはうんざりです。それよりもまず相手のことを聞くことです。

相手に話をさせるだけです。そうすると本人も納得するわけです。

そして、次にすることが相手を理解しようとすることです。優しい先生だから言い、厳しい先生だから嫌だというわけではありません。

最も根本的な理由が相手のことを理解するということ。相手が「この先生は自分のことを理解してくれた」と思うだけで、相手も塾長のことを理解しようと進んでいくのです。

この「理解する」ということが根本的なことです。うまく行かない塾長の場合は一方的に自分の意見を言おうと思います。

大事なのはまず相手を理解することを。理解してから自分の意見を言うこと。どんなに知識があっても相手のことを理解しようとしない限りは相手も理解をしてくれません。

「何で言うこと聞いてくれないんだろう」というのは自分自身の考え方は一方的に相手を伝えようとするかです。

相手はロボットではありません。ましてや不完全な子どもです。それに対して大人のノリでは通用しないんです。

だから、まず子どものことを理解すること。あるいは母親のことを理解すること。相手を理解してから話をするとスムーズに行きます。

大切なのは順番

この前会員の大城先生から

「ルーティンでやってることは何ですか?」

と聞かれました、改めて自分がルーティンでやってることはあるのかなと思ったのですが私が意識して

「なるべく相手に最初に喋べらせること」です。もちろん完璧にできているわけではありませんが、最初に相手の状況を聞くことです。

そして、相手に話をさせる。そうすると授業というのはスムーズに行きます。最初に一方的に言うとなかなかうまく行きません。

特に授業中、騒がしい子や問題を起こす子は話は最初に話をさせるとその後は比較的スムーズに行きます。

まずは最初に話をさせること実はこの順番というのはとても大切です。相手に話をさせて相手を理解してから自分のことを理解してもらおうという順番にするとうまく行きます。

逆に

「自分のことを先に理解して。そうしたら自分は相手のことを理解しようから」

とするとうまく行きません。

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