経営の考え方

100名以上生徒を集めている塾の共通点

昨日もWeb集客研究会のミィーティングでした。その中で少し話も少し触れています。

「お金」と「情熱」は続かないという話

オフラインでもオンラインでもいくつかのビジネスをやってきました。前半の方は10戦10敗 という風に全て負けの状態でした。

後半はほとんどやったことを失敗しなくなりました。その理由についてお話しましょう。それは何かと言うと

「最初にうまくいかせる」

ということです。ビジネスをスタートするとです。

肝心なのは最初の時点で「いかに早く軌道に乗せるか」ということです。最初に軌道に乗せないとなかなか続きません。

実際にオンラインだけで言うと私は次のビジネスをやりました。

ネットワークビジネス、
健康食品の販売、
介護オムツの販売、
教育ソフトの販売、
インターネット学習塾。

そして、続けているのはやはり最初にうまくいったものみなのです。最初にうまくいかないと継続することは難しいです。その理由は簡単

「【お金】と【情熱】は続かないからです」

これは色々なオンライン上でのビジネス塾に入って感じたことですが、ほとんどの人が失敗するのは最初のスタート時点でつまずいてしまうからです。

やる気はあるけれども最初につまずいてしまって、そのまま失敗するというパターンが多いのです。

ですが、最初にうまくいくとそれを継続していくことはできるのです。

世界のトップセールスマンが語るやる気を引き出す方法

色々な研修に参加したときに世界でトップを取ったセールスマンの話がありました。

しかも、その部下には世界のトップセールスが2人も出ているのです。その人が言うのには

「人に成功させるのには最も効果的な方法の1つに『味をしめさせる』というのがある」

と言ってました。またこんなことも。

「自分自身はセールスが好きなのはセールスが好きだから結果が出たのではなく、結果が出たから好きになった」

と。だから、最初に結果を出さないとなかなか続かないわけです。これは塾でも同じです。

私が生徒を指導するときに最初の3か月に全力を尽くすというのは、最初の3か月で結果を出てくると子供は継続します。

ですがその3か月以内に結果が出ないとやめてしまうことが多いわけです。だから、最初の3か月に全力をつくすわけです。それがコツです。

100名以上生徒がいる塾長が語る話

私の Web 集客研究会では生徒数が100名を超える先生が何人もいます。そして、先日からその先生と面談を何度か繰り返しているのですが、共通してることがあります。それは

「当たり前のことをやっていたら生徒って集まるんじゃないの?」

というものでした。それぞれ先生の集客の手法はそれぞれ違います。

ある先生は完全に口コミだけで生徒を100名以上集めています。最初のオープン以来一切にチラシやポスティングをやっていません。

それを口コミだけでやっているわけです。もう一方の先生はもちろん紹介もありますが、主にポスティングをやっています。

ポスティングを地道に続けて多店舗展開して100名以上集めているわけです。その2人とも共通していたのが

「当たり前のことをすれば生徒は集まるんではないの」

なのです。人によって当たり前は違うかもしれませんが、当たり前のことを当たり前に淡々とやるだけなのです。

それをやっていないから結果が出せないのです。それは人によって違いますが、具体的にいうと

・保護者へのフォローの電話、メール
・校門配布
・ポスティング
・地域のボランティアの参加

などです。

本に騙されてはいけない嘘の話

私も20代の頃はたくさん本を読んでいました。年間に120冊ぐらい読んでいましたが、最近は読んでいません。

最近はもっぱら本を聞いてるのですが、それでも20代で行った読書の方法と今の読書とは全く違ったものになっています。

それは20代の頃は本の内容を鵜呑みにしてそのまま実行にしようと思いました。が、今はもっと冷静に批判的に見ている状況です。それはなぜなのか

間違ってはいけないのですが、本の内容が「面白い」というのと「現実」は全く違うからです。

その話をしますね。これは受験でも同じです。受験勉強でも経営でも同じなのです。

E 判定からの逆転合格

この話を聞くとすごい内容です。もちろん、こういった話は今日でも使えます。これはすごく素晴らしいですよね。

内容も最初模試の判定がE判定だった人が勉強してグイグイ成績上がって逆転合格するというドラマです。

感動して「よしやるぞ」と言う気持ちになります。ですが、ちょっと冷静に考えてみればわかります。

元々最初からE判定にならなければいいわけです。最初から勉強してA判定からスムーズに合格するのが一番いいのです。

なぜなら無理をする必要がないのと、万が一今回は合格しましたが、不合格になるリスクが高いからです。

実は本に書かれている内容というのは「面白い」という内容は100人いると95人がやってる方法ではありません。

その他5人がやってる方法なのです。逆転合格が注目されるのはみんながみんな逆転できてるわけでないからです。

みんなが行っているとそれは注目されることはありません。はっきり言うとデータ的にいると特異なデータなのです。

だからこそ注目されるわけです。よく不良が更生して先生になるという話もあります。

ですが、この話も冷静に考えると不良になって他人に迷惑をかけないで、最初から真面目にやって先生になっていてもいいわけです。

その方が他人に迷惑かけてないぶんいいと思うのです。

経営では逆転を狙わない

私の文章の中にも「生徒がたった3名から逆転」と書いていると確かにドラマチックで面白いです。

でも、普通に考えると生徒3名にしてしまう私が愚かなのです。ちゃんと計画 していれば生徒が3名になるなんてことはありません。

実は自分自身がちゃんと気にしてないから生徒が3名になってしまうわけです。経営というのは確率の問題です。

100人やったら95人が成功する方法を実行するべきで残りの5名がうまくやった方法を真似すべきではないのです。実例で言うとこんな感じです。

100kmの道のりをあなたは時速何kmのスピードで行きますか?

あなたの塾から100km先にある場所に行かないといけません。急いだのであなたは信号無視をして、スピード違反をして平均速度100 km でたった1時間で到着しました。

そうするとあなたは自慢したくなりますよね。

「俺は100㎞の道のりをたった1時間で行った。すごいだろう」

と。ですが、これが あたりまえになると大変危険です。というのは100kmで平均スピードで行くと当然120kmで行くとこもあるでしょうし、信号無視してしまうと事故を起こすかもしれません。

事故を起こさなくても、警察に捕まってしまうかもしれません。そういうリスクを冒すことをやってはいけないのです。

というのは経営というのはずっと続くからです。受験のように一発勝負ではないからです。

じゃあどうするのか?それは50キロのスピードで2時間かけていくわけです。

「そんなことしたら間に合わないよ」

と言うかもしれません。最初から2時間かかるという前提で間に合うように準備すればいいわけです。

それが経営です。出来るだけリスクを抑えて失敗しないようにするわけです。

だから、調子のよいときも、調子の悪いときも「当たり前のことを淡々と続けていく」のです。

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