今回の話はリスクについて考えてみました。
目次
リスクについて考えてみよう。
仕事をしているとリスクというのはつきものです。一体どんなリスクがあるのでしょうか?
このリスクというのは事前にわかっていると手が打るのでピックアップして対策を打つとよりスムーズな経営になります。
実際に銀行に融資に頼むに行くといろいろ突っ込まれます。それは融資する方はリスクに対して敏感になっているからです。
銀行はお金を貸して、その利ザヤで儲ける仕事ですから、お金は貸さないといけない。ですが、焦げ付くとまずいのでリスクについて指摘します。
融資を受ける側は、それに対して対策をすると相手も納得してくれます。そして。それだけ計画もしっかりしたものになります。
人に対するリスク
新規出店しても先生が集まらないということがありますよね。集客できる塾で言えば特に人材確保は大切です。
また、人材が確保してもそれなりの人でないとリスクは伴います。実際にお金をかけて生徒を集客しても、いざ体験となっても入塾が決まらないというときがあります。
それは体験する先生の力量が不足していて、入会まで至らないという場合です。
また、先生のトラブルもあります。せっかく入ってもらった子が先生との相性が悪くて塾を辞めてしまうということが続きます。
塾としては先生を辞めさせたいけれど、辞めさせてしまうと今度はそれを補充できるだけの先生がいるかどうかという不安もあります。
実際に関わっている塾で言うと何年もトラブルを起こしている先生がまだ続いている場合があります。
そういったリスクがあります。また、先生が突然辞めてしまうという場合もあります。今までやっていた先生が突然辞めてしまう場合です。
その先生がよい先生であればあるほどその衝撃は大きいです。さらに人気の先生が塾の近くに独立して別の塾を構えるなんてことも起こります。
ひどいときには自塾の生徒をそのまま引っ張っていって塾を開業する先生もいます。これは実際にあった話です。
そしてそのリスクに対してやるのが次のシステムです。先生に対するリスクが嫌なので次の手はシステムに対するリスクです。
システムに対するリスク
人が集まらないからシステムに頼る指導に切り替えます。
たとえば、パソコンによる指導というシステムを導入するということも考えられます。
ですがシステムというのは基本は「誰でもできる」ことを前提に作られています。実はパクられるのも早いのです。
よい教材のシステムを導入しても近くの塾が同じシステムを導入したら、他の塾との差別化にはなりません。
システムというのは、パソコンだけでなく、全体的な流れが「誰でもてきる」というようにして、簡単にすればするほど、真似されてしまうことです。
インターネットをやってるとわかりますが自塾でサイトを作ったとしても、それを真似してパクられると一瞬で似たようなサイトが作られてしまいます。
もちろん著作権の関係がありますが、似たようなサイトでグレーの場合はありますのでそういったリスクもあるわけです。
そうすると

と思われるかも知れません。ですが、エリア制の難点というのは「そのエリア内の生徒が減ったときにどうなるのか?」ということです。
エリアのメンバー、つまり生徒が減ってましまうと、逆にそのエリア制がネックになって、自塾の首を絞めてしまいます。
エリアをどんどん拡大していかないと生徒が集まらないのに、エリアで縛られているとそれ以上に生徒を増やすことはできないのです。
リスクに対するヘッジ
リスクが見つかったら次に対策を3つ以上打っていきましょう。これは私が勤めていた会社で教えてもらった法則です。
通常、私が失敗するのは対策が1つのときです。「この対策を打っていれば大丈夫だろう」と思ってたかをくくっていると後で痛い思いをします。
万が一、それがうまくいかなかったときには経営自体が止まってしまうからです。だからそうならないために常に対策は3つ以上です。
A案がダメならB案。B案がダメならC案と対策を打っておくとリスクを回避できます。
私も勤めていた会社では資金を担当してましたが、今まで3つの対策を打っていました。そして、結果は3勝0敗もなかったですし、0勝3敗もありませんでした。
大抵は1勝2敗とか、2勝1敗で何とか難を逃れた状態です。だから常に3つの対策を打っていくべきです。
具体的対策
たとえば、先生の確保。個別指導の場合は先生確保は、先生がいなくなってから
「やばい」
という人が多いです。そして、求人サイトに広告を打ったり、求人サイトにお願いしたり。
まるでテスト対策前の生徒のようです。個別指導の場合は
「常に先生を集めておく」
のです。

と思うかも知れません。いえいえ、登録だけして、相手の情報をリスト化しておくのです。
私の場合は空いている時間に「A5チラシ」の先生募集のチラシを作ってポスティングをしていました。
当然問いあわせはあります。ですが、決まっていたので

と伝えてリスト化しておくのです。そうすると先生をしたい人の連絡先が手に入ります。
そして、先生が不足したときにそのリストに片っ端から連絡をするのです。そして、その人が仕事をしていなかったら面談してみるのです。
そうやって、事前に「先生候補リスト」を用意しておくのです。そうやって事前にリスクに対して対策を打っておくのです。