今までの集客というのはチラシを作って、今すぐ客を集めるというものです。
この形態にするとチラシの内容、そしてチラシの配布量によって決まります。大手の場合はチラシを作成するのは専門のスタッフがいて、しかも資本が豊富なのでどんどんどんどんチラシをまいててきます。
そうするとどうなるのか?中小の塾は大手には永遠に勝てることはありません。同じ土俵に立っているからですね。
実際にマーケティング会社でも「広告費が多いものが勝つ」と伝えています。そうすると同様の方法を使っているといつまでたっても生徒を集めることはできないのです。
「ではどうするのか?」それではこんな方法はどうでしょうか?
「チラシを打つ前から集客が決まっている」
としたらどうでしょうか?具体的にいうと
・同じ塾で通っている生徒の紹介
・近所の信頼おける人の推薦
・いつも相談に乗ってくれている塾の先生
・いろいろ役立つ情報を教えてくれる塾の先生
この状態が前提条件となって、自分の子どもの成績が悪くなって、本人に「塾に行きたい」となったときどうするのか?そうすると、こういう状態でいうとチラシの前にすでに、他の塾よりは「優位」になっているのです。
よく、「WEBで集客できました」という塾があるのは、本当は「塾生から話があった」「知り合いから評判を聞いていた」など、WEB単体ではなく、他から話や評判を聞いていて、紹介の形に近くて、さらにサイトを見て、それを通して申し込みがあっただけなのです。
今中小で強い塾というのはこれらの形をとっているところが多いのです。特に、最初の2つです。単純に「紹介」です。紹介の形が強いのです。ですが、私がオンラインで塾をスタートしたときは、最初の2つはできませんでした。というのは、
「1人も生徒もいない」
「知り合いもいなかった」
からです。私の塾は地元でも全く知られていませんから、全国レベルでいうと蟻より小さい塾なのです。だから、私がとった方法は残りの2つだったのです。
・いつも相談に乗ってくれる塾の先生
・いろいろと役立つ情報を教えてくれる塾の先生
これを徹底してやっていったのです。そのおかげで「募集」をするとすぐに集まるようになったのです。今ではたくさんの人がやるようになりましたが、私がやったのは
「子どもがいる親にとって役立つ情報を流す」
というのでした。今は毎日やっていますが、以前は週2回。役立つ情報を提供していきました。とにかく「実践的な内容」をです。
「予習をしなさい」
ではなく、予習の内容も国語の場合は
「音読を5回しなさい」
「音読をしたら、タイトルの下に正の字を書きない」
とより具体的に書きました。私が当時他塾を調べたところ、ほとんどが
「塾自慢」「自塾の宣伝」
とか、他には
「塾での不満」
だったので情報を探している人にとっては
「役立たない情報」
だったのです。それを
「情報を求めている人に役立つ情報」
を配信していったのです。実際に当時は高校受験が終わる時期に見知らぬ人から
「先生のおかげで合格しました」
「先生のサイトが役立ちました」
とメールが何通も届いたのです。もちろん、私は知りません。それくらいに「相手にとって役立つ情報」を提供していったのです。
「Give first」
それを徹底しておかげで今の安定した集客があるのです。