塾が生徒を集めるときに問題になるのはある一時期に新規の生徒さんを集めることが、集中すること。つまり、季節商品になってしまっていることです。
「春先」と「夏休み前」に集客が集中してしまうので、その時期に生徒が集められないと1年間の売上げが減ってしまって、その状態が1年が過ぎてしまうことです。
特に、年度でいうと3月に集められないと、4月、5月、6月の売上が激減した状態が続いて、7月で持ち直し、徐々に売上が上がってきて・・という形になるのです。
3月に集客を失敗すると4月、5月、6月は資金的に厳しいですね。私のところでもピークの3分の1に落ち込んだときがありました。今から考えると「よくやってきたな」と。
本当に苦しかったです。「もう2度とこんな思いはしたくない」そして、「こういう状態から早く抜け出したい」と切に願っていました。
本当に1年のうち大きなチャンスが2回しかないわけで、子ども成績の心配もさることながら、生徒が集まらないと不安は増大します。
「生徒が集まらない=資金不足」
となるので、指導のときもお金の心配をしないといけないのです。イメージでいうと常に、頭の中に重りが入っていたり、頭の一部がしびれていたりする感じです。
さらに、生徒も以前にも比べて通塾する時期も遅くなっていて、定着が悪くなっているので、集客できる機会が何度もあった方が良いのです。
私の塾が安定して毎月生徒が入塾しているのは次の2つの理由からです。
1つは他の塾のように「今すぐ客」を集めているから。これは広告を出して集めています。
「今すぐ客」と言うのは丁度塾を探していて、自分の子どもに合う塾があれば、すぐに塾に入塾したいと言うお客さんのことです。
これは当然他の塾の先生も集めたいと思っているので、競争は激しくなります。一般的にチラシで集めるのが、この「いますぐ客」です。
ですから、激しい取り合いになるわけです。コンサルタントや広告関係の人もこちらの話をします。理由は「結果がすぐ出るから」です。
もう1つが「そのうち客」です。「そのうち客」と言うのは、今すぐ入会させたいのではなく、親としても子どもの成績が振るわないので、入会はさせたいが様々な理由、例えば、
「親は塾に行かせたいが、子どもがその気になっていない」
「他の習い事をやって、塾の時間が取れない」
など、そういった理由があって塾に行かせられない人です。 そういう人と常にコンタクトを取っておくと、いざ子どもが「入塾したい」となったときにはすぐに自分の塾を選んでもらうことができるのです。
そういった2つのラインを常に作っておくと、毎月安定して集客ができるのです
実は小さな塾が「集客できない」と言うのは大手塾と競争して「今すぐ客」だけを集めるからです。そうすると広告費の多い塾や広告の上手な塾に勝てません。
特に、大手は広告費をふんだんに使ってくるので、何度もチラシを入ってきます。当然、新規客は何度も目にする塾に親しみを持ちますから、大手塾に流れてしまうわけです。
さらには「無料」と来ますから、たまったものではないです。
安定するためには「今すぐ客」そして「そのうち客」の2つを集めないといけないのです。
2つのお客さんを集める仕組みを作っていますか?私は17年間に渡ってこの2つの仕組みを作ってきたのです。だからこそ、インターネット上と言うとても不安定な中で毎月安定した収入になっているのです。
「安定した集客」にはこの2つの仕組みです。