指導

塾長が鬱になる理由

学校の先生が精神疾患で休職している人数は約5000人です 割合で言うと0.5%にあたります。

ですが、休職している割合ですので実際に病院に通いながら学校に行ってる人にいると1パーセントぐらいになると思います。

一体何が原因なのでしょうか?これは学校の先生の話ですが、同じ指導するという意味では塾の先生も変わりはないのです。今回は「塾長が鬱になる理由」です。

アスリートの故障

その前に 、先日プロレスラーの武藤敬司さんの話を興味深く読んでいました。その中で現在は膝を壊しているという話をしていました。

詳しく聞いてみると若い頃にスクワットを2000回したそうです。結局無理なトレーニングや膝を酷使する技を使ったことがたたって膝を壊してしまった。

それでも武藤選手のすごいところその後も試合に出場しているというところです。

実は若い頃、無理をしたために年を重ねてからその無理がたたって体に異常をきたすということはよく耳にします。

特にプロのと名のつくスポーツ選手たちいわゆる「アスリート」たちは体に非常に負荷をかけるので、今ではそのケアにも十分気をつけるようになっています。

例えば、野球選手のピッチャーであれば投げた後には、必ずアイシングをして肩を冷やします。ボールを投げる投球数も制限されます。

他の選手であればスポーツマッサージを受けるとかそのような形をして体をケアします。体を十分にケアすることによって、良いパフォーマンスを発揮できます。

1日でも長く続けるには

また、1日でも長く現役でいられることができるのです。

そして、自分の体は商売道具であるので、非常に丁寧に扱います。そして、それをやっていない選手は、結局年老いてから自分自身の体がガタガタになってしまいます。

これは何もプロだけではありません。私は昔からよ「無理をするな」と上司や年配の方に言われました。色々な仕事をしてきたので、体のケアについては十分に注意するように言われています。

例えば派遣の仕事をしていたときには物を運んでいるときには先輩の人から「無理をしたらダメだよ」言われました。

また、一緒に仕事をしていた運送会社の人には「腰を悪くするから無理に運ぶな」というようなことを言われもしました。

実際にその人は腰を痛めてかヘルニアにあったしたそうです。無理をしたすると腰を痛めたり、膝を痛めたりとかして体に支障をきたして生活にも問題が起きます。

こんな話をするとこの話を見ているあなたも違和感なく、この話が入っていくと思います。では、同じ プロである先生はどうなのでしょうか?

「メンタルアスリート」という考え

実は指導している先生もプロなのでアスリートには変わらないのです。つまり、体は使わないが心を遣う「メンタルアスリート」なのです。

生徒に気を遣いも、保護者に気を使う「メンタルアスリート」なのです。そうするとどうするのか?アスリートなるがゆえにやらないことは「自分の心のケア」なのです。

プロのスポーツ選手が自分の体をケアするように、同じプロである先生も自分の心のケアをしていかないといけないのです。

実際に私の場合は11月以降の受験シーズンになると「キッー」と胃が痛くなって、1年おきに胃カメラを飲んでいました。

他にも指導していると「お客さんが嫌」ということがあります。指導する子どもが嫌、指導している子はいいけれど親が嫌とか。

もちろん、「嫌」ぐらいなら、少し我慢すればいいのですが、仕事に行くのが嫌なほどなってしまうと、「指導そのもの」「塾の業界そのもの」が嫌になってしまうのです。

また、「嫌」は小さくてもそれが続くと同様に「指導そのものが嫌」「塾が嫌」となってしまって、せっかく高い志を持って初めた塾そのものを辞めないといけないのです。

そうすると今まで得た経験や知恵を社会に行かせなくて、辞めなくてはならなくなるのです。では、どうするのか?1つは自分の心のケアをしていくことです。

無数の心の傷

定期的に心のケアをして、気分転換、カウンセリング、その他、プロのスポーツ選手がするように、先生も心の中にある無数の傷のケアを意識してすることです。

例えば、ある塾の先生は指導の前に毎日2時間読書をするそうです。そうやって、心を落ち着かせてから指導するように心がけてています。

また、カウンセリングスタッフやカウンセリングスタッフを雇っている人もいます。実際に私もコーチングを受けていました。

そして、もう1つは「嫌の排除」です。苦痛を伴うことをやらないといけないと思うかも知れません。昔のスポーツ練習では理不尽なことがよくありました。

「練習中に水を飲まない」とか。今は逆に積極的に水分を補給するように勧めています。無茶な練習とか。そういったことを排除していくのです。

これを塾に置き換えると例えば、理不尽な要求を突きつける客を断るとか。指導できない生徒は断るとか。そんな風に書くと「それがないとやっていけない」と言われるかも知れません。

それは、もともと「そういうお客さんをとらないとやっていけない塾の形態」に問題があるのであって、その在り方そのものを変えてしまえば、そういった「苦痛」はなくなるのです。

「嫌な客とはつき合わない」という形にするように「強い集客力」「お客を選べるポジション」を作ることに全力を尽くすべきなのです。

この2つ。

「メンタルケア」と「メンタルに負荷をかけることを排除」

この2つは長く続けるためのコツです。まずは、そうすることで「自分が快適になり」そして、「良いサービスが提供できる」のです。

-指導

© 2024 塾長のためのWeb集客研究会