経営の考え方 集客の考え方

「そのお金を私に下さい」と言ってみた

私はよく塾長に「そのお金を私に下さい」と言っています。半分冗談ですが、半分は本気です。

「お金下さい」のお金

というのはそのお金があれば塾を成長させることができるからです。そのお金とは

「無駄に使ったお金」

です。

とかくいう私もお金に関しては無駄にお金を遣ったきました。

塾をオープンしたときに使ったお金まずは200万。この200万の支払いにずっと私を苦しめられました。

その他にも、機器代も椅子、机など。お金の遣い方が少し賢くなって、あまりお金を遣わなくなっています。

それでも「無駄にしたな」というお金を遣っています。

実際に塾の業績をよくしようとすれば、これを変えればいいのです。それは

「配分」

です。経営するということは、持っている資源を上手に配分するということにつきます。

特に「お金」と「時間」の配分に気をつければ業績はガラッと変わります。

そして、うまく言ってないときはそのお金と時間の配分が明らかに間違っているのです。

集客できないときのお金の遣い方

実際の話をしましょう。私が仕事をスタートしたときに全然うまくいきませんでした。

やってもやってもうまくいきません。今から考えると恥ずかしい話ですが、お金の遣い方と時間の遣い方が間違っていたのです。

あまり考えずに大金を払う。そして、そのお金のために後から苦しむ。そんなことを繰り返しやっていました。

あるときなどはやってもやってもうまくいかないので

何か運が悪いのかな」

と思って占い師に相談してもらったことがあります。

人相が悪いということでメガネを変えることにしました。メガネをコンタクトに変えることで運が開けるのではないか・・と。

1つ3万円のハードコンタクト。今から考えると馬鹿な話ですが、私はメガネをやめてコンタクトにすることにしました。

ところが・・・。購入するときには問題がなかったのですが、コンタクトを目につけて、しばらくすると体中に蕁麻疹が。

「あれ?」そう思いながら外してしばらくして、つけ直しました。するとコンタクトをつけることはできるのですが、しばらくすると体中に蕁麻疹が。

「本当?」そう思いながら外す。「体調が悪いのかな・・」と思って外しました。そして、翌日再度コンタクトをつけること。するとまた体中に蕁麻疹が。

結局、そのコンタクトレンズは3回つけてそれ以降は2度とつけることはありませんでした。

計算すると1回1万円のハードコンタクトレンズです。うーん、このお金があれば生徒1人は集められるの・・と今では思いますが、これではうまくいくわけはありません。

実はうまく言ってないというときには冷静に自分の行動を分析する必要があります。その1つがまずは「時間の使い方」。

集客のための時間を

実際に生徒が集まっていないと言うの塾長は生徒を集める努力をしてないのです。

実は私もそうでした。

「何をしていいのかわからない」

「これで結果が出るのかわからない」

と言うのもありましたが、「集客のための時間を作っていない」のです。

集まっていない塾長は自分自身の行動を記録してみましょう。1週間だけていいです。

その中で生徒を集めるための時間あるでしょうか?少なくとも生徒がいない場合は生徒を集めるためにチラシを巻いたり、ポスティングしたりとそういう努力をしてないと生徒は集まりません。

もちろん Web 集客で言うと「ブログを更新する」「見込み客を集める」というのも1つの方法です。

そういったことを毎日続けてないと生徒が集まるわけがないのです。それがまず1つです。もう1つはお金の使い方です。

集客のためのお金の遣い方

冒頭に書いたお金の使い方はほとんどの塾長が何らかの失敗をしています。

例えば、機械を変えるのに1000万円使った。ウェブサイトを作るのに70万円かかった。SEO対策をして60万円使ったなど。

もちろん、それが効果があれば問題がないのですが、効果がなくほとんどそれをドブに捨てているのです。

私が冒頭で言った「そのお金を私に下さい」というのは実はこのお金のことなのです。

お金と時間の配分を変えれば、業績は変わります。

時間とお金の遣い方

今までひたすら指導ばっかりしていたのかをその日のその時間を止めて、その代わり自分自身が「考える時間を作る」ようにすると何が問題点になるのかわかります。

今することは自分が使ってる時間お金の配分を見直すことです。時間で言えば

「集客で使っている時間があるのかどうか?」

お金にすれば

集客に使っているお金があるのかどうか?」

です。それができていれば、後は中身の検討です。冷静に考えてみればわかります。

例えば、生徒が「理科が苦手だ」と相談に来ました。そして、理科に対する勉強時間を聞いてみると「0時間」。

「やることはわかっているの?」

と聞くと

「わかっている」

でも、成績が上がらないと「勉強しろ」ですよね。理科のための勉強の時間を確保すればいいだけなのです。

もちろん、「やり方がわかない」とき先生の方が最初に勉強のやり方を説明して、実際に何度かやらせます。

後は、それを自分で繰り返しやればできるようになります。また、わからないところがあれば先生が少し指導してあげればできるようになるようです。

「失敗」=「テスト」

これは塾経営でも同じです。集客ができてない塾というのは集客のための時間を使っていないのです。

また、集客のためにお金を使ってないだけなのです。でも「お金を使って失敗したら」と思うかももしれません。

それは生徒が「問題を解いて間違ったらどうしよう」というのと同じレベルです。

「勉強やっていて成績が上がらなかったらどうしよう」というのと同じレベルです。

集客していてもうまくいかないことはたくさんあります。ですが、やらないことには結果が出ないのです。

失敗は絶対つきものです。そして、「大きな失敗」をしないために、「小さく小さくテストをする」のです。

また、失敗を減らすことはできます。それは何かと言うとうまくいっている人から学べばいいのです。

うまくいっている人も何度も失敗をして、うまくやれた方法を見つけていのす。

だから、1人でやると100回失敗するところを、うまくいっている人と相談しながらやると30回の失敗で済みます。

そうやって自分自身の時間とお金の配分を考えていくと集客は当たり前のようにできてくるのです。

まずは、「お金」と「時間」の配分をチェックしてみてください。

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