経営の考え方

遺言

遺言

最近、保護者向けのブログの内容が大きく変わっています。

何を書いているのかと言うと

「遺言」

です。この話は

「塾経営」

にも大きく関係する話です。

私は自分が厄年のときに兄を癌で亡くしました。

そのときの「喪失感」はどうしようもないくらい。何年もの間「生きたくない」ずっと思っていました。

「死にたい」と言うものではなく「生きたくない」そんな感じです。

何をやるのも「無意味」に感じていました。インターネットで仕事をしていも、突然涙が出てします。

「ボッー」としていても激しい喪失感に襲われて大泣きしてしまう。そんな状態でした。一方、当時を私が行き続けていたのは

「家族」

でした。

「家族を路頭に迷わすわけにいかない」

そんな気持ちだけで生きていました。あれだけ好きだった仕事に情熱を失っていました。

「すべて無意味」

そんな状態でした。当然クレームも来ました。自分でも力が出ませんでした。

ただ、一方でこんな考えも出てきました。

「何かを残したい」
「何かを残したい」
「何かを残したい」

と。今まで生きてきて、あと何年生きられるのかわからない。でも

「何かを残したい」

と思ったのです。そのときに

「子ども達に何か残したい」

と思ったのです。うちのところは、男女1人ずつですが、子どもに残したいことは何かとずっと考えていました。

塾だから

「塾を残せばいい」
「お金を残せばいい」

とかいろいろあるのかも知れません。ですが、

「塾を残してもつぶしてしまう」

ということは十分に考えられます。
実際に周りの塾ではドンドン潰れていますし、

「オンライン塾をスタートします」

と宣言した人も2年後に、塾を廃業して、
サラリーマンに戻っていました。

また、

「お金を残した」

としても使い方を誤ると、結局は破産してしまいます。

親から2億円以上の財産を残してもらったのに、8000万円の家を建て、事業をいろいろやって破産した人を知っています。

「何を残せばいいのか?」

と考えていくと

「1人になっても生きていける方法」

です。そして、もっと突き詰めると

「原理・原則を伝える」

ということに突き当たります。

私は塾を経営して20年。インターネット世界にどっぷり浸かって18年。

特にインターネット上の世界で、そのスピードの速さには目を見張るものがあります。

使うツールも

「まぐまぐ」「mixi」「Twitter」
「ブログ」「facebook」「line」

とドンドン変わってきています。

細かいテクニックでもそうです。
例えば、以前は

「メールの文章に相手の名前を入れると反応がある」

というテクニックがありました。以前はそれなりに効果がありましたが、今はありません。

もちろん、完全に

「1対1のメール」

であれば効果はあります。

ですが、読者も今は機械が変換しているというのをみんな知っているからです。

そういった細かいことは時代の流れにより、はやりすたりはあります。

ですが、

「ずっと変わらないもの」

とは何でしょうか?これを知っていれば、

「ずっとやっていけるものは何なんか?」

と考えてみるのです。すると、

「原理・原則」

に当たります。実際に私のインターネット集客はこの

「原理・原則」

を使って集めているだけなのです。
例えば

「Give first(最初に与える)」

という考えです。良くあるのが

「デパートの試食」

です。デパートの地下に行くと

「試食する」

ことがあります。キャンぺーンをやっていて「試食」を勧められます。

そして、商品が良ければ購入します。
これは心理的に言うと

「返報性の原理」

というものです。ウィキペディアではこのように書かれています。

「人は他人から何らかの施しを受けた場合に、お返しをしなければならないという感情を抱くが、こうした心理を言う。

この【返報性の原理】を利用し、小さな貸しで大きな見返りを得る商業上の手法が広く利用されている。」

と書かれています。目先のテクニックのように思えますが、

「過度な見返りを見求めずまずは与える」

ということを自分の指針にするのです。

特に

「相手の望むものを先に与える」

ということはずっと効果のあるやり方です。

この考えは私の場合はこのオンラインのビジネスではずっと使い続けています。

この考えで、ネットワークビジネスをやったことがあります。

そうすると

「1日60件の問い合わせ」

がありました。まだインターネットの初期の頃です。そして、組織も800人以上になりました。

また、健康食品を販売しました。すると初月から利益が出ました。

今度は塾でも同じようにしました。そして、オンラインの学習塾をオープンして2週間で12万円の収入になりました。

そして、すぐに軌道にのって今の形になって続いています。

また、同じ考えで

「有名予備校講師の安河内先生のインタビュー」

に成功しました。全く会ったことのない講師の先生が、インタービューに心の良く答えていただいて、そして、勉強法まで公開してくれました。

さらに、

「塾長のためのWEB集客研究会」

をスタートしました。2か月もしないうちに利益が出ました。

「先に与える」

というのはずっと使える原則です。こう言った

「原理・原則」

を知っているとずっと子どもの人生で使っているのです。

今年ありがとうございました。
来年も

「ずっと使える効果的な原則を中心に
情報を公開」

したいと思います。よろしくお願いします。

-経営の考え方

© 2024 塾長のためのWeb集客研究会