「収入のアップと希望の絵の具」
といってもいいです。
たとえばこんな話があります。塾長の年収を出すのに簡単な方法があります。それは一番付き合っている5人の塾長の年収を平均するとあなたの年収に近いと。
なぜなら、あなたの考え方が周りの塾長と同じレベルだからです。だから、塾長のあなたが年収を上げたかったらそれを変えるしかありません。
少し指導の話をしますと、私が指導しているときに気をつけているのがこの「絵の具の話」です。
私も以前聞いた話なのでそのときは「ピン」とこなかったのですが、生きている間はこの「絵の具」はついてまわります。
子どもを指導してると「子どもの成績」と「自己イメージ」というのがすごく関係しています。
成績の良くない子というのは「自己イメージが低い」場合が多いですし、成績の良い子は「自己イメージが高い」のです。
それで「成績の良くない子」の親御さんは「もっと自信を持って」「大丈夫よあなたなら・・」とかいって励まそうとします。
子どもに自信を持たせようと思いますが、「そんなことをいっても・・」「やっぱりできない」とかいいいます。
子どもは相変わらずのままが多いです。というのは、子どもは他のところで「親の言葉と反対のメッセージ」をたくさん受けているからです。
それで、その「自己イメージについて」考えて欲しいですが、「自己イメージとは絵の具のような物」なのです。
どういうことかというと「周りにすごく染まりやすい」のです。
自己イメージは「自分が自分についてどう思っているのか?」と思ってあまり変わらないように思われますが。
ですが、本当は自分に対するイメージは「周りと接する者」「周りと接する物」によって非常に影響を受けやすいです。
たとえば、「似たもの夫婦」という言葉がありますが、これは「(趣味や考え方が)似たもの同士が結婚する」という意味もありますが、「生活していく中で夫婦の考え方が似てくる」というのが事実のようです。
たとえば、口調が柔らかい女性が、言葉のきつい旦那さんと結婚する。
そして、ずっと長くいると口調の柔らかかった女性がきつい口調に変わってくるのです。つまり 「一番接している人に似てくる」のです。
だから、絵の具と同じで本人は「最初は白」の絵の具であっても、「赤色」のそばにある。
すると毎回混ぜていくともともとの白が「白」→「ピンク」に変わっていきます。
もちろん、自分だけでなく相手も「赤」→「ピンク」になります。
生きていく上で同じ人ばかりと接しているわけではないので「黄」「赤」「緑」「黒」「茶」などの色と接しているとそれが混ざって「白」→「複雑な色」に変わっていきます。
これは「周りの人」だけではありません。たとえば「テレビ」「雑誌」「インターネットのサイト」などでもどんどん色がついていきます。
小さい子が「仮面ライダー」のテレビを見ると自分がまるで仮面ライダーになったような動きをします。
自分を「仮面ライダー」にイメージしているのですね。テレビの影響を受けているわけです。
また、テニスの試合を見てすごい選手の姿を見ると「自分でもできるかな?」をという気になって「テニスをやろうかな」と思ったりします。
自分をそのすごい選手と重ね合わせています。
さらに「2ちゃんねる」を見ている人はどんどん書き込みの内容に影響を受けて自分自身も物事を「批判的」に見たり、また「攻撃的」になったりもします。
そうやって周りかどんどん影響を受けて子どもの自己イメージが変わってきます。
「自分の将来を考えていない子」でも、
「俺は将来整体師になるんだ」
「私は将来看護師になる」
「僕は自動車関係の仕事に就く」
と周りの子達が言い出す。
すると本人も「自分も将来はどうしようかな?」と考えるようになります。
知らず知らずのうちに周りの影響を受けてしまいます。そして、できるだけ「自分にとって都合の良い、興味のある色」と接するようになります。
たとえば、塾長でいうと「今不景気で大変」と自分は少しでも思っていると
「うちも商売が大変」
「今は景気が良くなくて大変」
「収入が減らされて大変」
という話の同意を得るためにそういった人と話をするようになります。
ですが、実際には
「不景気でも収入がアップしている人もいる」「不景気の中でも景気の良い人もいる」のです。
なぜこんな話をするのかというと「それに気づいたら対策が打てる」からです。
私のやっているインターネットの塾での仕事は「サブプライムショック」のときにすごく落ち込みました。
収入でいうと月に20万円の減です。どんどん生徒が辞めていき私も「不景気だから仕方がない」という半分はあきらめていました。
周りの塾の先生も
「生徒が集まらない」
「生徒が集まらない」
ということをいってました。
ですが、実際の話は「不景気でも生徒を増やしている塾もあった」のです。
それを知って「愕然」としました。もちろん、大きな塾だと多少の影響はあるかも知れません。
ですが、私のような小さな塾の場合は生徒が減っていくのは「経営者の怠慢でしかない」のです。
それから私は「不景気だと」「ダメだ」という人たちと距離をとるようにしました。
今まで入会していた「ネットの勉強会」もすべて退会してしまいました。
そして、できるだけそういった人と接しないようにしました。また、テレビを見るのも辞めました。
「事件」「事故」といった報道がニュースで報道されますが、それはほとんどが特殊であって私にとっての日常は「事件のない」「事故のない」日だからです。
また、それ以上の「良い話」があるからです。その空いた時間で、ひたすら「メルマガ」「ブログ」を書くようにしました。
今まで毎日ではなかった物を毎日毎日書くようにしました。本当に毎日です。今もそうですが、365日書くようになったのです。
そうするとどんどん生徒が集まってきたのです。そして、「3月11日東北地方太平洋沖地震」「経済的問題」「自然災害」があるとネットでは結構影響がでました。
ですが、私の場合は全く関係なく、さらに生徒が入ってくるのです。子どもの成績を伸ばすのも同じです。
子どもは周りの「友達」「親」「先生」「テレビ」「スマホ」などからいろいろな影響を受けて、子どもの「絵の具」はいろいろに色に染まっています。
それは良いことばかりだといいのですが、子どもの成長にとってよくないことが多いのです。
成績の伸びなかった子は今まで周りの友達からバカにされ続けての影響で「自分はバカ」「自分はできない子」という絵の具に染まりきっていたのです。
「本当はできる能力がある」→「周りの影響でできない自分に思っている」のでした。
だから、私はそういう子の持っている絵の具を別の色に変えるために「彼には【やればできる子】という絵の具を大量に入れる必要があった」のです。
もちろん、毎日バカにされているので少しやっただけでは変わりません。毎週毎週、補習で塾の来る日は「希望の絵の具」を混ぜていったのです。
そして、どんどん色が「希望の色」に染まっていくと同じように成績が上がっていったのです。
Web集客研究会でもそうです。他塾の先生がうまくやっているのを参考にする。
「自慢かよ」ととらえるのではなく「どういう考えでやっているの?」「どういう方法でやっているのか?」を考えるのです。
そうやってうまくいっている人の色を吸収していくのです。私が研究会で面談をやっているのもそのためです。
そうやって「集まっている人の考え方」「集まっている人のやり方」を自分の頭の中にインストールするのです。