経営の考え方

塾長はまず【これ】をする

やりたいことを見つける方法

自営業をやっていて一番楽しいのは自分の思い通りにできることです。

サラリーマンの時代であれば嫌なこともしないといけないし、自分の意に反したこともやらないといけない。

そういったことがたまらなく嫌な人にとっては、自営業にとっては払いバラ色です。

「自分のやりたいことができる」そう思って独立したものの、実際には資金不足のために自分のやりたくないことまでやらないといけない。

「こんなはずではなかった」ということが多いです。

また、「これから独立しよう」と思っている人でも、「自分は何でやっていけばいいのかわからない」というのがあります。

「自分は英語は得意だから、英語を指導する」とか「数学は得意だから数学を指導する」と思っています。

そして、その科目を指導していても生徒が集まらないので他もやらないといけないのかと思ってしまいます。

新しい講座を作ったり、新しいシステムを導入したりします。

自営業にとってどの方向に進めばいいのかというのは大きな課題です。

この方法は生徒の進路指導の使う方法です。「やりたいことが見つからない」あるいは「やりたいことがわからない」というときにはは何をすればいいのか?

それは逆に「やりたくないことを書き出す」のです。まず自分自身が絶対にやりたくないことを書き出してみるとやりたいことが見えてくるものです。

やりたいことというのは見つけにくいものです。特に選択肢が多ければ多いほど見つかりにくいです。ですが、やりたくないことというのはすぐに見つかります。

実際に私の場合で言いましょう。私の例でいますと、

「嫌な人とは付き合わない」

というのを徹底しています。例えば、仕事をしているとある程度のお客さんの中で嫌なお客さんというのはいます。

もちろん、客商売だから嫌なお客さんと付き合わないのかも知れません。ですが自営業の場合には

「相手も塾を選ぶ権利はありますが、塾もお客様を選ぶことができる」

のです。こんなふうに書くと

「そんなことを言っていれば塾なんかやっていられない」

と思うかも知れません。ですが、それをやらないと決めれば、後はどこに力を入れるのかがわかるのです。

最近では減りましたが、以前では問い合わせがあっても「合わないな」と思ったら断ることにしています。

電話で話をして「このお客様はないな」と思ったら、その時点で断るのです。

理由はいろいろありますが、特にクレームがきそうな家については事前に入塾をお断りすればいいのです。

「そんな都合のいいようにできるわけがない」と思ってるかも知れません。

ですが、

「嫌な客とは付き合わない」

と決めればどうすればいいのか?それは圧倒的に集客すればいいのです。

問い合わせが1人しかいなければ、その人1人を断るのは難しいかも知れません。

ですが、入塾の定員が3名で、10名の応募が来たとすれば、残りの応募を断ればいいわけです。

「そんなの無理」

と思うかも知れませんが、

「嫌なことをやり続ける」

のであれば、苦しくてもその方が何倍も楽しいのです。

そして、

「集客の仕組みを作るのに全力を尽くす」あるいは

「来てもらったお客さんがよりよくなるために全力を尽くす」

「その子が将来自立できるように全力で頭を回転させる」

「自分が一緒に付き合っていけるとお客さんに対してはいろいろ方法を提案する」

というようすればいいのです。

そう決めるだけで違った方法になります。私もオフラインで塾をしたときにはには大変苦労しました。

「授業中にわめく生徒」
「壁に穴をあける生徒」
「走り回る生徒」
「騒ぐ生徒」

今から考えても正直うんざりですね。そして、「叱る」「叱る」。途中からは「怒る」になり、それに嫌気がさして真面目な生徒が辞める。

インターネットの場合はそういった生徒は全くいません。大切なことは塾長自身が決めることです。

「これはやらない」

と。そうすることでとやることが見えてきます。

嫌なことに時間をかけるよりは、自分が「やれること」「やりたいこと」に全力を尽くすことによって成果が出やすくなるのです。

私はサラリーマンの時代は日曜日が苦痛でした。というのは次の日が月曜日だからです。明日から仕事かと思うと憂鬱だったのです。

ときには寝られないときにはもありました。そして病気になって会社を休んだこともありました。

ところが自営業になっても寝られないことがあります。それは、なぜかと言うと

「仕事をしたくてうずうずして」

です。自分自身の仕事のアイデアが出て興奮して寝られないのです。

そして朝まで布団の中でもぞもぞ。寝ないといけないと思いながら目が覚めてしまうのです。

そして私が自営業してから休んだことほとんどありません。サラリーマン時代に比べれば休日は1/3以下です。

年間で言うと10日ぐらいしかありませんそれでも健康なのです。それは極力自分のやりたくないことをやっていないからです。

まずは決めましょう。自分はこれはやりたくないことをはっきりさせればいいのです。それを書き出してみてください。

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