経営の考え方

経営再建がスタートしました

今引っ越しをしている最中ですが、新しいことをするときは何か経営再建のときのことを思い出します。

「いるもの」と「いらない」もの仕分けして「いらないもの」を捨てて行くのです。

が、ほとんどいらないものになっています。私夫婦で共通しているのは「できるだけ身軽な生活をする」ということなのでいらないものはすごい勢いで捨てています。

「これでもか、これでもか」という具合です。経営を再建するときも同じで最初「捨てる」「削る」からスタートします。

私は自分が勤めていた会社の再建に関わったり、また、自分の塾の経営危機を何度か乗り越えたりしたことがあります。

経営再建をするときに最初にすることは、もちろん「現状の把握」とか「情報の共有」とかありますが、最初の頃にする共通のことは「削る」という作業です。

私がオフラインの塾を閉める前に行ったことがあります。

それは塾を閉める前に「やるだけのことをやろう」と思ったときにやったのが「自分の楽しみの時間を削る」ということでした。

当時塾はオープンして3年目。しかし、塾の閉鎖の危機が来ました。当時は生徒の2/3が中学3年生。生徒が塾を卒業するとほとんど残りません。

それでやったのが「自分のやっている時間を削る」ということでした。当時は塾だけでをやっていけなかったので、朝7時から起きてアルバイトをやっていました。

そして、夕方からは塾と。その間にはインターネットと。自分なりに一生懸命やっていましたが、それでもうまくいかない。

そして、時間がない。それでやったことが2つの時間を削るということです。1つは「飲酒時間を削る」。

そして、もう1つが「漫画を読むのをやめる」ということです・当時は塾の帰りにコンビニに立ち寄って、漫画を読むのが楽しみでした。

そして、帰宅して軽い晩酌。この時間を削ることでその次の活動を作ったのです。その時間のおかげで今の「インターネット学習塾の基盤」の第一歩ができました。

実は今「塾経営がうまくいってない」「生徒が集まっていない」ときにやらないといけないことは、まずは「不要な業務」「不要の時間」を削るということです。

多分あなたも忙しいと思います。通常、塾長というのは忙しい仕事です。「あれもしない。これもしないとけいな」と。

ですが、不要な業務が多いのです。私も「アルバイト」「塾」「インターネット」と3つをやっていました。

そういう経験があるので忙しいのは十分にわかります。だから、まずは「削る」のです。

スタートはそこから。不要な業務を削ることによって時間ができます。その時間を集客に持ってくるわけです。

また、「自分自身やるべき業務」というのは少ないです。不要な業務は削る。

そして、「自分でやらなくていいことは外注すればいい」のです。

実際に私の場合は最初の頃は読者を増やす業務、例えば、読者登録やコメント書きというのを自分自身でやっていました。
ですから、一通りのことは全部自分でできます。

ですが、途中からはこの2つの業務は息子に頼んだり、主婦の方に外注したりして、自分がやらないといけないこと以外は他の人にやってもらっています。

そして、自分自身はより生産性の高いことに力を注いでいるのです。

まず、売上を確保するためには「売上を上げるための時間を作る」こと。そして、そのためには今やってる業務の中でなくてはいいことは削ること。

あるいは自分自身がやらなくていいことは他の人にやってもらうこと。それをまずやってみてください。

ある経営コンサルタントの人が言っていましたが、「売上の上がっていない経営者のほとんどが売上をあげるための時間を作っていないというのが第一の原因だ」と。

まずはそれをやってみましょう。

簡単に売上を上げるための施策を書きますと Web 上で言うとブログの更新。そのブログを見てもらうための広告を出す。

あるいはアメブロだったら読者登録。コメント書きなど。

オフラインで言うとポスティング。門配。これは最低でもやることです。それをすることによってまだ自分の塾を知らない見込み客に知ってもらうことができるのです。

さて、あなたは「どの時間を削りますか?そして、売上アップのために何をしますか?」

-経営の考え方

© 2024 塾長のためのWeb集客研究会