「腹わたが煮えくり返っています」
低い声で担当者に自分の怒りを伝えた。
もちろん本当に怒っていました。けれども、相手に自分の怒りを効果的に伝えるためにコピーライティングの力を使って相手に伝えたわけです。
この話は今乗っている自動車を購入したとき。 当時私が乗っていた車は本体は5万円。
時間がなかったので「とりあえず」と、できるだけ安い車を購入しました。その自動車を乗り換えるために今度は新車を検討していたのです。
政府の助成金の関係で年内に自動車の購入を決定。自動車会社を8社回りました。最終的に最初に行ったその会社に決定。
理由は2つ。値段が一番安かったから。そして、担当者を気に入ったから。そして、話を進めて担当者に
「自動車をあなたから購入する」
と伝えました。ただ、この決定があとでこんな大きなトラブルになるとは思ってもいませんでした。
というのは私は自動車にはほとんど興味がありません。今まで自動車を購入したときにトラブルに遭ったこと1度もないのです。
私がどれだけ興味がないかというとこんなことがありました。
以前に自動車を止めているときに相手の自動車が左折。するとそのときに私の自動車を擦りました。
そして、相手はその逃走。そのとき私は「あーあ」で終わり。また、別の日。自動車で走っていたら後ろからコツンと。
あやまりに出てきた相手はおばちゃん。もうめんどくさいので、「あっいいですよ」と。それで終了。
それくらい無頓着なのです。(このときはあとで首が痛くなったので失敗)。
だから、自動車にもそれほど執着がないです。メーカーもこだわりがないですし 、機能的がよければそれでよかったわけです。
目次
1回目の約束の反故
担当者と話したときに一応その自動車にすることを決定しました。ですが、自宅に帰って、「やっぱりもう1つランクを上に上がよう」と思って担当者に電話をしました。
私 「すみません。一応決めましたが、もう1ランク上の車があればそちらにしたいのですが、どうでしょうか?」
担当者「はい。今日はメーカーが休みなので、電話して返事しますね」
私 「わかりました。お願いします」
そして、しばらくして 担当者から電話。
担当者「契約書にサインをしにていただきたいのですが。車の手配はしました」
私 「あれ?ランク上の車をお願いしていたのですが、どうなりましたか?」
担当者「あっ。すみません」私 「・・・」
担当者「すみません」私 「仕方がないですね」
結局はその自動車で契約することに。もう1ランク上の自動車が欲しかったけれども担当者が発注したということなのでそのままです。
担当者の話では「できれば早く契約してほしい。今月中に」ということだったので、翌日に仕事に行く途中で現金を持ってその自動車会社に。そして契約です。
2回目の約束の反故
そして、納車。納車日を担当者と確認して、手帳に記入。納車日にそのメーカーに行ってみるとなんと休み。
私「あれ?今日は納車の日じゃなかったのかな?私が間違ったのかな」そう思いながら手帳を見るとやはり今日が納車日。
仕方がないので帰宅。翌日、自動車会社に行くと受付の人が「××は連休をとっています」と。私「えっ、昨日納車だと聞いてきたんですが?」
受付「えっ?」
私 「休みでしたね」受付「はい。水曜日は当社が休みなので」
私 「それで今日来たんですが、何も××さんから聞いていませんか?」受付「えっ?すみません。少し聞いてみます」
私「はい」
結局何も引き継ぎもなかったのです。
受付「すみません」自動車の鍵を渡されて乗って帰ることにしました。
今まで自動車を購入しましたが、納車日を間違ったり、納車の日に担当者が不在だったりしたということは一度もありませんでした。
仮に不在であったとしても引き継ぎだけはしてくれればと思うのですが。というより今まで全員が担当者が立ち会ってくれていたのです。
3回目の約束の反故
そして、翌日に電話。
私 「昨日納車に行ったのですが・・」
担当者「すみません」私 「忘れていたんですか?」
担当者「すみません」私 「それから補助金の手続きですが、いつできますか?」
担当者「今週中には。必ずやります。できますので書類をすぐ用意しますので、印鑑を押してください」私 「わかりました。今度は頼みますよ」
担当者「はい」
そういって書類をとりに行ってすぐに記入をして印鑑を押して提出です。
ですが、正直にいうとこのとき「本当かなあ。1週間では無理じゃないの?」と思いました。そして1週間後の締切日。
担当者からは連絡なし。そして、この対応に会社に対してクレームに行くと担当者はすぐ近くで接客中。担当者が終わるのを待つもの仕事の時間が。
そして、仕事に。帰宅してこの対応にすごく怒りが。そして、冒頭の電話。
「腸が煮えくり返っています」
と。もう担当者では埒が明かないので、当時いた一番トップの人と対応を変わったもらいました。待たされて会社でNo2の人が電話に出る。
私 「いい加減にしてほしい。3回も約束を反故にされて。こちらは担当者のいう通りやったんですよ。お宅のような会社は信用できません。もう自動車返品します」
当たり前ですが、すでに乗った自動車を返品何てできません。
ただ、これだけこれだけ約束を反故にされて、しかもクレームを入れたときに「気づかなかった」とごまかしたことが許せなかったのです。
担当者は私がクレームをいいにいったことに「気づかなかった」といっていました。
ですが、別の人が私と担当者を見ていて、しかもすく2メールほど先にいたので、気づかなかったということはありえないのです。
特に受付の人はハラハラしながら、二人を見比べていましたから。
責任者「その件も含めて一度お話がしたい」
と。
家内と二人で本部の方に
翌日には家内と二人で会社に。私の自動車会社に到着。私の姿を見ると社会が襟につけたマイクで何かを伝えています。
すぐに会社からたくさんの従業員が出てきました。そして、一斉に両側に並んで頭を下げていました。
私は冷静に(なんかホテルのコマーシャルみたい)と思いながら会社に入っていきました。そして、社長室に。ナンバー2と担当者が出てまずは冒頭にお詫びです。
お詫びとお金の返金してくれました。そして、相手の話では改めて「もう一度当社にチャンスをください」と。
責任者が改めて、当初予定していた自動車(ワンランク上)を用意してくれることに。それで気が済んだので、もう一度その会社にお金を払って連絡を待ちました。
それから普通にその会社とはお付き合いです。もともとその担当者以外はトラブルになることもないので車検もお願いしていました。
この話をすると「ひどい担当者ですね」という風にいわれます。なぜこの話をしたのは「担当者」の話ではなく、ポイントは「自分の心の動き」です。
「なぜ私がこんなに怒ったのか?」という話です。
もちろん、約束を3回も反故にされたからというのは1つの原因ですが、そんなトラブルがあっても怒らない人もいますし、また、もっと短気で怒る人もいます。
されたことがひどかったら怒るのは当然と思うかも知ません。ですが、そのときちょうど私はすごく考えていたことがあったのです。それは
「売上が上がらないのは自分の心の問題」
ということでした。私は売上の鈍化に悩んでいました。集客はできていたものの、売上の伸びは今1つ。
それで思い切って当時のオンラインビジネススクールに参加。金額は99800円。それで勉強したのです。
ですが、学んでいくと8割以上は実際に知っていることで、さらにやっていたことです。
「こんな方法が・・」と驚くことはなかったのです。当時はメルマガも配信していました、オークションもやっていました。
特に目新しいものはそれほどありませんでした。
結局、今の売上の伸びに悩んでいたのは「自分の心の問題だけ」だったのです。
これを解決しない限り、これ以上売上は上がらなかったのです。
実はこれが集客できない理由でもあります。塾長のあなたも集客でやった方がいいということを知っていることがたくさんあると思います。
たとえばブログ。ブログは毎日書いた方がいいと毎日書いている塾長さんもいらっしゃいます。そして、成果を上がている方も。
さらに門配。校門前でチラシを撒くと非常に効果があります。やっても効果がないというのであれば別ですが、通常は何度もやってるとある程度効果が見られます。
ですがやらない。普通にやってる人から見れば「やればいいのに」と思うのですが、やらない。
そして、資金に苦しむ。もちろん、「チラシの書き方がわからない」「ブログの書き方がわからない」というのであれば、そういった研修はたくさんあるので参加すればいいのです。
「やり方がわからない」のではなく「やらないだけ」なのです。やれないのは知識の問題ではなく心の問題なのです。
先ほどの私が起こった話ですが、基本的に自動車に関してはあまり興味はないです。
ほとんどは家内の意見を取り入れて購入しますので、私の意見にこだわったり、自分の意見を通したりすることはないです。
だから、自分自身が「こんなに怒ったのはなぜなのか?」と考えてみたわけです。もちろん、約束が破られたというのが直接の原因ですが、それでもそこまで怒ったのか。
それは「自分が大切にしていた人に大切にされたい気持ち」です。
自分のことを振り返ってみますと、これは今に限ったことではありません。最初の入った会社を辞めたとき。
次の会社に入って辞めたとき。そして、怒りで一晩中寝られなかったとき。さらに今回の話。
すべてに共通しているのが「自分自身が相手のことを好きだ」ということです。あるいは「気に入っていた」といってもいいです。
そして、「自分が大切にされていない」そのときに関してすごく怒っていたわけです。
すべてのときに怒るわけではなく、自分が気に入った人から「大切にされていない」と感じたときに怒っていたわけです。
そうすると両親との関係が見えていきました。特に母との関係が。
「何で自分はこれだけ相手にするのろたうか?そして、それに対して大切扱われたいと思っているのか?」と。
私は担当者のためを思ってこちらは動きました。契約も。お金も。書類も。私は急いでいたわけではなく、相手が急いでいたわけです。
そうやって相手のせいではなく「なぜ自分がこんなことで怒るのか」と自分自身の心の中を客観的に見ていくと決して相手のせいではない。
自分自身に問題があるということがわかってきたのです。
そこから私は怒る回数がすごく減りました。息子にいるとレベルが2段階上がったと。
実は結構集客するときの邪魔になるのが「自分自身の心」です。自分の心の中に足枷をしていて集客できないと思っている人が多いのです。
たとえば、「紹介を頼む」「校門配布をする」「ブログを書き続ける」これらをちゃんとするだけでも集客を十分にできます。
そうすると紹介については「人に頼むなんてプライドが許さない」と思うかも知ません。じゃ「なぜそんなに思うのか?」と考えるのです。
できている人は紹介を頼んでいます、普通にお母さんに「誰かいたら紹介をお願いしますね」というだけでいいのです。
そうすると紹介してくれる確率がぐっと上がります。ただ、その言葉さえいえないのです。
また、門配。塾の生徒に見られるのが恥ずかしいとからできない。やっている塾長はたくさんいます。そして、成果を上げています。
こうやって自分自身の心を客観的に見ていくと、面白いことがわかってきます。
そうするとオフラインのときの塾にうまくいかなかった理由もわかります。
「生活をするためには生徒がたくさん来てほしい」と思っていました。
一方、心の底では「生徒がたくさん来るとうるさくてストレス」とも思っていたのです。ブレーキを踏みながら、アクセルを踏んでいる状態です。
これでは生徒を集めることなんてできません。
生徒が辞めるとき。保護者とのトラブルがあったとき。そして、スタッフが辞めていくとき。
もちろん相手に問題があることも多いですが、それ以上になぜこういうトラブルが起こるのかがわかってきます。
それは自分自身に原因があり、自分自身が引き寄せている、または作っていることが多いのです。
さらに深めていくと親子関係に。「自分と父親との関係」「自分と母親との関係」(これは二の関係といいます)
その関係によって今のトラブルが起こっているということに気づくのです。
実際の話、父親を憎む人が多いトラブルは、自分より地位が上や年齢的に上の人とのトラブルです。
部下を守ってあげて優しいのですが、上司であったり、さらに上の人であったりとは比較的トラブルを起こしやすいのです。
そういったことに気づいてくるわけです。実は集客するときに大事なのは「自分自身を客観的に見ること」です。
文章を書いたときも、広告文を書くときも、客観的に見て相手はどう思っているのかわかるとレベルが1つも2つもアップした文章を書くことができます。