実は昨年末に年間70万円の契約をしてあるシステムを導入しました。
多分 Facebook でも広告されている有名なところです。ですが全く結果は出ていません。
塾がうまいいったなかったときの私なら「なぜ何だ」と憤慨するところでしょうが、冷静に分析して次に生かしたいと思います。
目次
失敗の原因を一つ一つ検証
今回導入したシステムの費用は
初期設定費 10万円
毎月のシステム料 5万円
契約は1年間継続。サイトを作成して、ブログを更新。それで検索を集めて集客するのがメイン。
システムの内容を聞くと自分自身に欠けているもので、今まで幼稚園レベルだったSEO対策が小学生レベルにたるかと決断。
決して契約は思いつきではなく、半年くらいずっと悩んで決定。ですが、3か月目から無理なことがわかりました。
何が間違っていたのか?
1.会社に対する不信
契約した翌月に担当者が退職。理由は同業他社に転職するというもの。別の担当者が就いたものの、前任者との指摘内容が異なっていました。
2.絶対に必要なものは時間
実際に指導している生徒で考えてみましょう。成績も経営もある意味、同じです。
問題集を買いあさる生徒。でも成績は上がらない。
指導している生徒で考えてみるとわかりますが、「この問題集が良い」と聞くとすぐに買っている生徒がいます。
お母さんやお父さんもいます。いつも新しい問題集を持っている。
でも成績が上がらない。「最新の勉強法を知っている」のに成績は上がらない?なぜでしょうか?理由は簡単。
その問題集を実際に身につくまでやっていないから。指導している先生ならわかりますが、与えられた問題集を90%以上マスターしているの生徒は少ないのです。
それと同じで大切なことは「それをやる時間を確保すること」です。
今回の失敗で1番の大きな理由は時間が取れなかったこと。契約してから最初の研修で話があったのは「毎日2時間はこのシステム運営に時間を使ってください」と。
これを今ブログを2つ書いていますが、さらに1つとなると1日3つ。費用で単純に計算すると、個別指導1時間3500円とすると、1日7000円。それを1か月30日で計算すると21万円。
21万円+5万円で月々26万円のシステムだったこと。
人件費を除いても年間で70万円をあれば、パートナーの中田さんにランディングページを1枚作ってもらう。
そして、広告費を今の広告に上乗せすれば多分、今の私だ生徒数を2倍にすることは十分可能でした。
人件費も入れて月に26万円もかければ、年間で312万円も払えばもっといい方法があったこと。完全に私の決断ミスです。
実は経営で失敗するということは、ほとんどが「持っている資源の配分ミス」です。
資源というといろいろありますが、特に中小の塾の場合は「お金」と「時間」の配分ミスです。自分が投下して分だけの「費用」と「時間」に効果があれば経営はうまくいきます。
今回の場合は「時間」の考えが抜けていたのでミスをしたわけです。
塾長が陥りやすい罠
Web 集客研究会で年収はいくらがいいという話をすると大体年収でいうと1,000万円から1,500万円という答えが返ってきます。
そうすると時給換算するといくらになるのか?1日10時間働いたとして336日で計算すると3360時間。
少なくとも1時間2900円。さらに経費を含めると3倍の売上を上げないといけない。3倍は時給1万円。それだけの仕事をしないと年収1000万円とはなりません。
年収1000万円が欲しい塾がやっている今の仕事は時給3万円の仕事でしょうか?
再考するチャンス
そうすると塾長の仕事は「お金」と「時間」の配分を考えること。それを考えることで売上は変わります。時給3万円にするために今日も頭を使って考えましょう。