集客の考え方

サイトから申込がない。

「サイトからの入塾がない」という塾の特徴は、最初から入塾をさせようとするところです。

私が17年前にオンラインの塾をスタートしたときもそうでした。自塾のサイトを作って、宣伝したらいきなり生徒がドバッと入ってくるそんなイメージをしていました。

塾のサイト60ページも作ったときには「これで生徒が入ってくる」と思ったものですが、作成したときは全く入ってこない。そして、当時の私のメンターに聞いたのです。すると、こんな言葉が返ってきました。

「サイトだけで売ろうとするから 売れないんだよ。サイトもシステムの1つ。そういう風にとらえないと」

これは男女の恋愛関係も同じです。初めて会った男性(あるいは女性)に対していきなりデートの申し込みをなんてことはありません。全く知らない相手にデートを申し込んでも、よほどあなたがイケメンか美人であれば別ですが、相手から興味を持たれてない限りデートに誘っても断られるだけです。

そして、デートに誘って撃沈。「 あ、やっぱり自分には彼女ができないんだ」と。そんなことはしないですよね。なぜなら、うまくいく確率の方が低いからです。では、どうするのか?通常は次のようなステップを踏みます。

最初は、相手の様子を探ります。彼氏がいるのか?彼女はいるのか?会話の中から読み取ったり、周りの人に聞いたり。いなければ次に次のステップに進みます(もちろん彼氏や彼女がいても次のステップ進む人もいるかもしれませんが)

そして、簡単な食事に誘います。次にはデートに誘います。そういった小さなステップを踏んで最終的には彼女や彼氏になります。そして、付き合ってみて自分と相性なら結婚となります。恋愛であればそういった小さなステップを踏むのに対して、入塾に対してはそういったステップを踏まない。

恋愛であれば、まだ見たこともない人にいきなり交際を申し込む。そんな感じです。そんなことはなかなかありえないです。

「いや、他の××の塾は来ています。入っています」

と反論があるかも知れません。いえ、本当は違うのです。それは、それ以前にその塾の評判を聞いていたり、紹介されていたりするのが普通なのです。

紹介のある塾がまともなサイトを作って、広告を出すだけで入塾はあります。それは、単に「サイトを通しただけ」なのですが、通常は、あなたの塾のサイトを初めて見て、いきなり申し込みをするには、よほどそのサイトに力がないと入ってこないのです。

まずは、「自塾の良さ」を知ってもらうことが先決です。それには何をするのか?それは相手に「問い合わせ」をしてもらうような形をつくるのです。

マーケティングではよく「CTA」と省略されて言われます。CTAは「Call To Action」の略。日本語の意味としては「行動喚起」といった意味です。塾では「資料請求」「相談に乗ります」「無料プレゼントを上げます」そういった形でできるだけコストの形のかからないもので、効果のあるものを用意して、相手から問い合わせをもらえるような仕掛けを作るのです。

あなたのサイトやブログには相手から問い合わせがあるような仕組みはありますか?まずはそれを入れてみましょう。それだけで違った形が出来上がります。

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