経営の考え方

塾は潰れるものである

まずは前提条件です。

塾はつぶれるものである

あなたの周りには死んだことのない人がいるでしょうか?いないですよね。当然ですが、塾と言うのは人が死ぬのと同様に、潰れるものです。いえ企業と言うのは基本的に潰れるものなんです。

私は以前コンサルタント会社に勤めていたときも取引先の会社が潰れた話を聞いたことがあります。知っているだけでもトップが自殺を図ったり、夜逃げしたりしたとこもあります。

また私が営業で訪問した先でもあります。

私がその会社を辞めてしばらくしてから、さらに何件か潰れて話も聞きました。当然ですが、塾も潰れるものです。「塾とは潰れるもの」そういう前提で経営をすべきなのです。

それではどういった理由で塾が潰れるのでしょうか?

塾が潰れる原因

考えられるの原因は

「売上の減少=生徒が集まらない」
「投資の失敗」
「先生が集まらない」
「戦力となる先生が辞める」
「塾長の病気や怪我で塾の運営ができなくなる」
「高コストのために収益が出ない構造の問題」

こんな所でしょうか?実際に「塾の倒産」という話をすると嫌がる人は多いです。ですが、現実では塾長も経営者なので、現実の厳しさを見つめないとだめなのです。

「もっとポジティブに考えて」

と言う人もいますが、経営と言うのはポジティブな考えだけで乗り越えられるほど甘いものではありません。基本的には

「最悪を想定して手を打ち、最高を目指してがんばる」

これが原則です。だから、まずは最悪を想定しましょう。そして、最悪な状態に倒してどんどん対策を立てていきましょう。

オンライン塾のスタート

オフライの塾を閉鎖したとき 私も色々対策を考えました。1つは「集客の問題」です。「生徒が集まらないから潰れる」が一番大きな原因です。

場所によってはなかなか集客することができません。オフラインであれば立地は大切です。ですが、オンラインでは立地は関係ありません。

日本にいてもブラジル・ドイツ・アメリカの生徒もいますし、今の生徒は全国にいます。

だから「集客システム」を考えていました。まずはそれが1つです。

また集客する技術があればある程度集客はできますが、それでも集客に時間がかかることもあります。

コストの問題

だから継続するためにコストを抑える方法を考えました。つまり経費の問題です。塾経営と言うの比較的投資の少ない業界です。

塾長1人と指導するスペースさえあればなんとか創業することが可能です。

極端のこと言えば近くの公民館で指導時間だけ場所を借りれば、指導することは可能なのです。

賢い塾長はスタートするときになるべくコストを抑えようとして、公民館を借りたりして生徒が集まってから自分の教室を持ったりします。

はたから見えると「自分の教室を持たない格好悪い」と見えるかも知ませんが、経営的に見えると非常に賢い堅実なやり方です。

そうやって生徒を集める方法を考えます。

続けることめやること家賃の削減

経費を抑えて毎月利益が出ればなんとか続けることが可能です。例えば、経費を8万円抑えることができれば、月謝2万円の生徒を4名集めなくてすみます。

月謝1万円なら8名集めなくてすむのです。そして生徒が徐々に集まってくれば続けることも可能です。

ですが高コストの場合は早く収益を上げないといけないので早く生徒を集めなくてはならないといけないのです。

だから私の場合は塾の経費を占める2つの経費「人件費」と「地代家賃」を抑える方法を考えていました。

その中でこの「地代家賃」を抑える方法を考えたのです。これを安く抑えられれば収益はガラッと変わります。

実際に私の塾はオフラインからオンラインを切り替えたときに売上がそのままで、経費だけが収益に変わりました。

今まで家賃や駐車場代を8万円近く払っていたのが、それがまるまる利益に変わるわけですからとても大きいのです。

人件費を抑える

さらに、人件費です。今は先生が集まらない状態です。だから、「先生がいなくても指導ができる方法」「先生が少なくても指導できるシステム」を作る必要があります。

そういったことも考えていかないといけません。こうやって、

「自塾が潰れる原因」

に対して次々対策を打っていきましょう。もちろん、塾長が倒れるということもあります。

そのときでも大丈夫なように健康に留意したり、自分の片腕を作ったりします。

あなたの塾が潰れるなら何が原因ですか?そうならないための対策を打っていきましょう。

そうすると潰れにくい強い塾になるのです。

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