この話は実は世界的に有名な投資家で何年も億万長者であり続けるウォーレンバフェットも進めています。それは「経済の堀」というものです。
少し難しい話ですが、「経済の堀」というのはお城にある堀のことです。つまり、外から攻めてこないように参入障壁を作ることです。
以下は「ウォーレンバフエット」の言葉からです。
非常に素晴らしい事業には、耐久性の高い「堀(参入障壁)」があります。その堀があるおかげで、投下資本が高い利益を出し続けることができるのです。
資本主義はダイナミックな世界であり、高い利益を達成している「城(企業)」は、競争相手からひっきりなしに攻撃を受けます。
そんな状況下でも、永続的な成功を可能にするためには、低コスト構造を達成している業者、あるいは世界的なブランドを持つ業者が持つ強力な防壁が欠かせません。
実際にウォーレンバフェットが投資している会社は伸び続けています。
例えば、「コカ・コーラ」。その理由は、強力なブランド力とデリバリー網です。
他社が真似をしようと思ってもすぐには出来ないのです。こういうところに投資をしているのです。
その逆もあります。ある塾が新規オープンしたときにうまくいきました。生徒が集まったのです。
そうすると塾長は勘違いしたのか
「これは自分の実力だ」
と思ったのです。ただ、それはたまたま出店した立地がよかったというだけです。
もちろん、入念な調査をしてやったわけではありません。本当に偶然です。そして、それを自分の実力と勘違いしてしまった。
私が常に思っているのは
「うまくいった結果も、うまくいかなかった結果も全てに原因がある」と。
そして、それをしっかりと把握しておかないと毎年毎年安定して売上を上げることができなくなるということです。
このときに
「なぜ自分の塾に生徒達が集まったのか」
をしっかりと把握し、それに対してさらに強化していっていれば問題はなかったのです。
ですが、それを怠ったために次の悲劇が起こるのです。
先程の塾はオープンしたときに生徒達が集まってきた。
うちの塾も安泰だと思ったところ、すぐ近くに大手の塾がオープンします。
そして、自分の塾の生徒が激減します。すると「大手が進出したからだ」と大手を責めてしまいます。
ですが、塾というのは経済競争の中に存在します。生徒がたくさん入っていると当然大手もそれを見越して新規出店してきます。
うまくいってるからといってそのままやっていては痛い目にあります。
ではどうするのか?それがウォーレンバフェットの言う「経済の堀」を作るということです。
分かりやすく言うと参入障壁を作るのです。私が奈良県の大和郡山市の筒井常にオープンしたときもこれに気付かなかったので失敗しました。
私は大和郡山市筒井町に塾オープンしました理由は
「駅から徒歩1分の教室が空いた」
ということ。そして、
「その家賃がわずか70000円という安さであったこと」。
そして。見てもらったコンサルタントの
「私ならここでやりたい」
という話を鵜呑みにしたことです。
本当に今から考えると全く
「他塾との競争がある」
ということを考えていませんでした。
というのはその部屋には以前も何回も塾がオープンしては閉めて、さらにオープンしては閉めてを繰り返していたからです。
そして、その理由を自分自身で調べてなかったのです
「なぜうまくいかなかったのか?」
それは参入障壁があったかからです。
どういうことかというとその近くに塾が乱立していて、しかも有名な塾が2つもありました。
1つは 厳しいけれど有名でM塾。そして、もう1つは数学で有名なF塾です。
実際に近所の人に塾をオープンしてから近所の人に聞いて見ました。
「この近所で有名な塾ってありますか?」と。すると答えは決まっています。
「そういえば M塾というのは有名ですね。かなり、厳しいみたいですけれど。それと、数学の F塾も」
とこの2つが決まって話が出てくるんです。後は大手を小さな塾がちらほら。
そんな中に全く無名の地元の人間でもない私がオープンしても勝てるわけがありません。
しかも、塾の紹介広告も
「機械で指導します」
という内容です。当然太刀打ちできません。すでに2つの塾ブランドが確立しているので、新人の人が入っていても勝てないのです。
つまりうまくいってるときこそ他の塾が入ってこないように参入障壁を高めるのです。
実際にWEB集客研究会の中にはずっと上手な参入障壁を作っている人もいます。
それがこの人です。愛知県で塾を営んでいる國立先生です。國立先生はブログはなんと10年間毎日続けています。
10年間です。単純に考えてみると分かりますが1年で365記事です。これを10年間続けているとすると、3650記事があるということです。
しかも、中身は大手の真似のできない、いやらしいくらい地方の内容です。いやらしい内容はこちら
大手の真似のできない高校情報を満載しています。しかも、卒業生にレポートしてもらって。
そうすると地元の情報を知りたかったら当然ですが國立先生のブログのところに行ってきます。実際に一時期は33万 PV にもなっています。
こうやって他の人が真似をしようとしてもできない仕組みにしてしまうわけです
「常に他塾が真似できない参入障壁」を意識して作っていってください。