経営の考え方

廃業寸前。つらかったお正月

2018年の最終的な統計は出ていませんがおそらく昨年が一番塾が廃業した年になると思います。そして、私の所にも廃業の知らせが届きますし、相談もしています。

実は私も廃業寸前でした

私が元々 Web 集客研究会を開いたのは実は私自身が廃業寸前まで追い込まれたからです。

最終的に生徒が残ったのはリアルの塾ではたった3名です。その間には、近くのパナソニックで電子レンジの組み立てのアルバイトをやったり、いちご狩りのアルバイトをやったりしています。

他には野菜の卸問屋で袋詰めのアルバイトをしたり、経理のアルバイトもしたりしていました。

家賃が7万円もしたので、引っ越しをして家賃を無料の所にいったりとか会員の保護者に協力いただいて家賃2万円の所に引っ越したりしても打つ手はありませんでした。

後半になればなるほど打つ手が限られたという現実

私の所にも相談に来られる方がいますができれば相談は早めに来てほしいというのが本音です。

1年前だったら打つ手が20個あったとしても、1か月前だとたった3個しかなくなります。

資金も底をつき、時間も底をつくと打つ手がなくなってしまうわけです。

借金はお勧めしませんが、例えば国金に少額融資(50万円)を受ければポスティング用のチラシを受けてポスティングをすれば「0」ということはないはずです。

その金額は最初は3万円くらいかかっても、次からは1万5000円くらいで集められます。私がチラシを3回分のチラシを代行して書いても15万円もしません。

今年の3月の集客は1月から集客しないとうまくいきません。1月から集客しようとするとすでにチラシ作成をスタートしないといけないわけです。

廃業危機の塾は正月にゆっくりと正月気分を満喫しているわけにはいきません。3月に向けてすでに GO をしていないといけないのです

つらかったお正月

実は私は正月というのがずっと嫌いでした、というのがうまくいってなくて

「新年あけましておめでとうございます」

というのが世間の認識。ですが私からすれば

「何がめでたいのか。希望もないのに」

というのが本音でした。実家に帰って言われるのが毎年

「今年こそは」
「今年こそは」
「今年こそは」

と。それが何年も続きました。それだけ暗い日々しかなかったのです。特に塾をオープンして、家賃を払ったり、アルバイトを雇ったりするようになってからは支払いの心配をしないといません。

金、金、金がすべてのような感じでした。とにかく生徒が集まらないのでお金がなかったのです。

実は知らないだけです

年末にも1人生徒が入ってきました。これは静岡県にある塾長の先生からの紹介です。

実は私の塾は塾の先生の子どもや知り合いの方を指導することも多いです。家庭教師の先生のお子さんも。

正直に言うとあまり面倒だと教材だけを紹介して、できるだけ受けないようにも しています。

以前は紹介で辞めていくのも「芋づる式」に辞める塾の塾長だったのに不思議な気持ちです。

実は集客というのはコツがあってそれを知ってしまえば生徒は集まってくるのです。

それは「知っているか、知らない」だけで、知っていれば集客できるようになるのです。というのが私がそうでしたから。今は指導で紹介ももらえます。

集客に大切なのは2つのこと

集客するのには基本的には次の2つのことが必要となってきます。 実はこれがわかるようになってから集客でできるのです。

1.相手のことを理解する。理解しようと努力する

自塾が廃業に向かっているのに相手のことを考えられないかも知ません。ですが相手のことを考えられない限り決して生徒は集まってこないですし、評価もいただけないのです。

私がお金が回らなくてどつぼにはまっていたときに言われたのがこんなセリフです。

「そんなことばっかり言っていたらいつまでたっても成功できませんよ」

と。当時の私はお金も時間もないので自分のことばかり考えていました。当然ですが自分の利益ばかり考える人には相手は寄ってきません。例えば

「できるだけ無料で」
「できるだけ自分が得する」

とか。相手が心を動かすときは自分のことを真剣に考えてくれる人に対して心を動かすのです。

決して相手は「あなたのために生きているわけではない」のです。相手のために最初にすることは、「相手を理解しようとすること」です。

相手を理解することによってあなた話を聞こうとします。そこがポイントです。相手の言うことに耳を傾け、相手の言うことを理解しようしてください。

そうすると、生徒の集め方、指導の方法などすべてが変わってきます。

2.接触回数を増やす

集客というのは今までだとチラシをまいてパッと入ってくるイメージですが、私の場合は全くそんなことはないです。

そもそも私はチラシをまいていませんし、インターネットだけで集客していますから。

ですが、ホームページも「どこから申し込めばいいのですか?」というぐらいいい加減ですし、プロの方から見ると「よくこんなんで集まってますよね」と言われます。

その理由は簡単。私はサイトだけで売ってるわけではないからです。実はその仕込みなのです。

例えば、いきなり申し込みをうながすのではなく、その前に何度も相談を受けたり、セミナーに参加したりしてもらっています。

そういった細かい内容をしているわけです 。大切なのもは「保護者との接触回数を増やすこと」です。

今年も無料相談をやっています。必要な方は以下より。時間は1時間くらいを予定しています。

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