指導 経営の考え方

20年間の指導の変遷

塾を長くやってくるとその変化に驚きを隠せません。以前やっていたことが今となっては通じないということが起きます。

例えば、昔でしたら時間をかけてサービスすれば、親も満足して喜んでくれていました。

無料の補習講座をして徹底して指導するとすごく喜んでいて子どももついてきてくれました。

ところが今はあまりがんばりすぎると生徒が辞めてしまいます。子ども自身が以前に比べてがんばらなくなってくる子が増えてきているのです。

実際にFAX指導ではすごくがんばる子ではFAX用紙の束500枚を1人で消化した子もいました。子どもがんばるし、親も支払いにがんばってくれていました。

逆に志望校まで点数が足らないので、それをカバーするのに問題数を増やしたら、「何で僕ばっかりこんなにしないといけないんだ」と怒って辞めてしまう子も出てきました。

当然他の生徒はそれだけの量をやっているのですが・・・。

低欲望社会という時代

経営コンサルタントの大前研一氏が言っていますが、今の時代は「低欲望社会」と言われています。

私が大学を卒業したときは「欲望社会」でしたから、「苦しくてもがんばって、いっちょやったるか」という気概がありました。

でずか、今はそんなことはありません。そこそこでも生活していくことができます。

つまり、今は何もしなくても生活できますし、がんばらなくてもやってくるわけです。ですから必要以上にがんばらないわけです 。

「収入」と「プライベートの充実」のどちらを選ぶかと言うと「プライベートの充実」を選ぶ若者が増えています。

さらに今は人手不足で嫌な仕事であれば辞めてしまえば、アルバイトであれば次の仕事を見つけることが可能です。

セクハラ、モラハラ、パワハラ

また以前でしたら普通に女性とでも「こいつ」とか言いながら頭をこづくことができました。

が、今は「セクハラ」と言われるので異性の生徒に関しては体を触ることもできません。

また、向こうから触ってきてもできるだけ避けるようにしています。以前に女生徒に

「先生から『がんばれよ』と言われながら肩を叩かれたら、どう嫌じゃない?」

と聞いたところ

「相手による」

という返事が返ってきました。相手がイケメンの男の先生なら喜ばれるのかもしれませんが、中年のおっさんが触ると即セクハラです。

さらに、無料の補習でも「今のままだと志望校は危ないよ。補習に残ったらどう?」とこちらから提案して、あまり何度も言うと「子どもにプレッシャーに感じるので言わないでください」と親からクレームが来ます。

そんな時代です。

親もがんばらない時代

これは子どもだけでなく親も変わってきています。昔は子どもに対して

「あなたもがんばりなさい。私もがんばるから」

というのが親のスタンスでした。夜12時まで、塾で勉強する子どもを迎えに来ます。

「次の日寝て、朝5時に起きては子どものために弁当を作る」と言う頭の下がるような立派な親もいました。

ところが最近は子どもが「夜遅くまで勉強したいから塾に行く」と言っても、親が「自分がつらいから行かないで欲しい」と頼むくらいです。

ですが、子どもには「自分の望む学校に行って欲しい」という風に考える親も増えています。そういった親に対応していかないといけないのです。

成績が上がったら辞めるという現実

私の塾でも何度もありましたが、「成績が上がったら辞める」というものです。成績が大変なので塾としては一生懸命に指導をします。

通常、塾の先生は成績を上げることにがんばります。が、成績が上がると「成績が上がったので近所の大手塾に行きます」という風に他の塾に行きます。

値段の問題もありますが、「成績が上がれば塾を続けてくれる」というわけにはいかないのですではどうすればいいのか?

子どもにとって未来を見せられるのかどうか?

塾として大切なことは子どもにとって将来を見せられるかどうかです。成績が上がった後に対しては

「成績が上がってこのまま塾に行っていいのか?」

という不安に思います。

「広告が出ている大手の塾に行った方がさらに成績が伸びるのではないか」

とか

「大手塾の方に行った方がいいのではないか?」

と考えます。大切なことはその時に塾長自身が

「その子に未来を見せられるかどうか」

です。この塾に行ったらこんなすごいことができるということが示すことができれば、子どもが継続して塾に通うことになります。

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