以前塾の関係の広告で「やる気スイッチ」という言葉が流行りましたね。
目次
やる気スイッチの分析
確かに「やる気スイッチ」があれば良いです。塾の先生方も「やる気スイッチ」と言う言葉を使います。
あるいは「やる気スイッチ」と言葉を非難したり、いろいろあったりしたと思います。
中身については別にして、「反応の取れる言葉」として、この言葉について話をしたいと思います。
広告やブログといった文章を使うときに使う言葉によって反応率は大きく異なります。
例えば、私も言葉を使うときにその言葉による威力を思い知ることがあります。
今回の「やる気スイッチ」と言うのがいかに力があるのかということを分析したいと思います。
「やる気スイッチ」というのは、2つの単語で構成されています。
1つは「やる気」。もう1つは「スイッチ」です。
実はこの「やる気」というのは、私が毎年取る「子どもの勉強に関する悩みアンケート」でも必ず1位になる項目です。
親にとっての一番の悩みは「子どもが勉強しない」ということで、「勉強しなさい」と言っても言うこと聞かない。
さらに「やる気」と言うのはアンケートなかで約25%の人が悩みを持っている言葉なのです。
それだけ多くの人がこの悩みを抱えています。
もう一方は「スイッチ」です。スイッチという言葉が非常にうまく使っています。
スイッチという言葉でイメージするのは「押す」「自動で」と言った簡単なイメージです。
この2つの言葉を合わせると「お母さんの1番の悩みがスイッチを押すだけで解決」となるのです。
現実は別にしてイメージとして残ります。これが
「やる気を起こす方法」
「やる気を刺激する言葉かけ」
だとここまで広まらなかったと思います。
というのは、「方法」「言葉がけ」というのは親が自らしないといけないので面倒だからです。
このように「使う言葉を意識する」と反応の取れる「チラシ」「ブログ」に変わります。
力のある言葉を使うことで、グッと生徒の集まる文章になるのです。
世界で一番反応の採れる言葉
では、世界で一番反応の取れる言葉とはどんな言葉でしょうか?この言葉は世界共通です。
言葉は違ってもこの言葉を使うと相手を反応させることが出来ます。それは「名前」です。
あなたが駅にいてアナウンスが流れました。「電車が来たので気をつけましょう」と言われます。
それと、「○○さん、電車が来たので気をつけましょう」と言われるのではどうでしょうか?
あなたの名前を呼ばれただけで「ビクン」と来たと思います。
ネットでもアマゾンは「××さんにお勧めの本」何てしていますよね。名前をつけると大きいのです。
実際に以前にこんなことがありました。心当たりのない「アダルトサイト」からスパムメール。
しかも女性の裸つけで。スパムメールは気にならなかったのですが、タイトルに私の名前が。
かなり「ビクン」と来ました(笑)。というのは、私のメールは家族全員が見られるようになっているからです。
それくらい名前と言うのは反応が取れるのです。
次に反応のある言葉
書けるのであれば「相手の名前」を書くといいでしょう。次に反応の取れる言葉は何でしょうか?それは「あなた」です。
また、駅で電車を待ってるとこんな言葉を駅員さんから声をかけられました。

どうでしょうか?それほど「ビクン」とこないですよね。
まるで他人事です。反応はないでしょうね。
ですが、これが

と言われたらどうでしょうか?かかなり「ビクン」ときたのではないでしょうか?
伝えることは同じ内容でも言葉を換えることによって大きく反応が取れるのです。
言葉の使い分けをする
さらに相手を指す言葉もたくさんあります。
私はこれを授業中に使い分けたりするのですが、生徒を指す言葉はどれだけあるのでしょうか?いろいろ考えて見ると
「あなた」「××君」「××さん」「××ちゃん」「君」「お前」「お主」「貴様」「自分(大阪では使われる)」
同じ相手を指す言葉でも、全然言われ人は感じ方が違いますよね。
こう考えると使ってはいけない言葉が出てきます。
それは「皆さん」です。この言葉は反応の取れない言葉なのです。
文章を書くときには「皆さん」という言葉を使わず、「名前」もしくは「あなた」です。
ちなみに、チラシやサイトに「××中学に通うお子さん持つあなたへ」と入れるだけで反応率はアップしします。